有心の百錬、鋼を成す!

常に自分の成長を目指して!

タンパク質を取ることが食事の基本

厚生労働省の指針ではタンパク質15%、脂質25%、炭水化物60%の

バランスで食事を食べましょうと言われています。

しかし、これには科学的根拠はなく、戦後、間もない頃の一般家庭での

食事の比率を参考にしているだけです。

それが現代の食生活が変わった我々にも当てはめようとは

おかしいと思いませんか?

 

今の最先端の研究では、炭水化物は必要ないと言われ、

タンパク質中心の食事を勧めています。

 

主食とされる米や小麦を使った製品は、ほとんどが炭水化物です。

これらは体を動かすためのエネルギーになるのですが、

炭水化物を取らないとどうなるのでしょう。

 

エネルギー不足で動けなくなると思っている人もいると思いますが、

旧石器時代の人は炭水化物はほとんどなく、肉や木の実などを

狩猟採取して食べていました。それでも動けなくなることなく、

活動していました。それは、我々の体に備わったある機能のお陰です。

肝臓では、糖代謝と言われる機能があり、これによって必要なエネルギーを

作ることができるのです。

つまり、炭水化物は食べなくても問題ないのです。

 

巷で流行っている炭水化物抜きダイエットがお勧めされないのは、

急に炭水化物をやめてしまうと、それまで炭水化物を使ってエネルギーを

作っていた回路が使われないことにより、血糖値の急激な減少を伴って

フラフラしたり、不快症状がでるためです。

そういう人は徐々に炭水化物を少なくしていくと問題ありません。

 

では、タンパク質の実力をみていきましょう。

 

食べ物を食べたとき、最初に入る消化器官は胃です。

ここでは胃酸という強酸で食べ物を消化していくのですが、

消化される食べ物はタンパク質だけです。

30分ほどでタンパク質はほとんど消化されますが、炭水化物などは

小腸に運ばれてから消化、吸収されるので、5時間くらいかかります。

一番最初に消化されるということは、体にとって一番大事ということです。

 

また、体で重要になるホルモンや骨、筋肉などは、すべてタンパク質が

原料です。そのため、一番多く量を取らなくては体が維持できません。

個人個人で体格や体重が違うため、一概に何gの量を食べましょうとは

言えません。ですが、最初にタンパク質から食べ始め、気持ちよく

お腹いっぱいになる量がベストと言われます。

 

逆にタンパク質が足りないとどうなるのでしょうか?

 

一番に影響を受けるのが、小腸です。ここは第二の脳と呼ばれるくらい

免疫やホルモンに指示を出し、体の維持をおこなっているところです。

タンパク質が足りないと、リーキーガット症候群と呼ばれる腸の炎症を引き起こし、

免疫が弱くなり病気になったり、セロトニンなどの幸せホルモンの減少を

引き起こしうつになったり、生活に甚大な悪影響を及ぼします。

また最近の研究では、タンパク質不足のため、骨粗鬆症心筋梗塞脳梗塞

起こる可能性まで言われています。

 

ここに書かれていることが、すべてではありませんが、

タンパク質の重要性がわかってもらえたかと思います。

 

米やパンなどの主食は安く買えて、お腹いっぱいになるため、

ついつい、それで食事を済ましてしまいがちです。

しかし、健康を考えると、肉、魚中心の食生活にしていくことが、

大事になってきます。

いい機会なので、家族のため、将来のために食生活を見直して

みてはいかがでしょうか。