皆さんは選択肢があった場合、何を基準に選びますか?
大抵の人は、どちらがより利益を得ることができるか が判断基準になっている
はずです。人間は損をしたくない生き物です。特に日本人の投資割合が少ないのも、
増えると頭では解っていても、損をする可能性があるために、なかなか踏み切れない
のかもしれません。
自分の選択によって利益があれば問題ありませんが、人間ですから
時に選択肢を間違うこともあります。
間違っても、笑い飛ばせる人はいいですが、多くの人は後悔して、
それを引きずってしまいます。
脳は何もしていないときにも活動を続け、特に後悔や失敗を思い出して
いるときに、非常にエネルギーを消費しています。この回路をデフォルト
モードネットワークといい、普段の活動では脳の5%くらいしか使っていない
のが、後悔や失敗を思い出しているときには60%近くのエネルギーを
使っているとの研究結果もあります。
つまり、昔のことを思い出して、くよくよしているときは
脳のエネルギーを無駄に使い、エネルギー不足のため、前を向く
エネルギーが足りないという悪循環になっているのです。
では、どうしたら、この悪循環を回避できるのか?
まずは判断する基準を、損得から面白い、興味がある、を基準にすることです。
選択肢に迷ったら、自分が面白いと思った方を選択するだけです。
この場合は損得に動いていないため、後悔しにくいと言われます。
また、面白い、興味があることは、脳内からやる気ホルモンである
ドーパミンが分泌され、成功するともっとやりたい!という好循環になってきます。
人生は楽しむものです。損得だけでは、心が貧しくなってしまいます。
人生を楽しむために、選択や決断であっても楽しみ、余裕を持つことが
大切なのかもしれませんね。