最近マインドフルネスという言葉をよく目にします。
これは瞑想と思われていますが、実は瞑想より習慣に近い感じです。
マインドフルネスとは、今、この瞬間を生きるために集中することです。
具体的に例を挙げていくと、
まずは、毎日の食事です。多くの人が時間になれば、お腹が空いてなくても
ご飯を食べます。さらにTVを見たり、話に夢中になって、肝心のご飯は
何を食べているのか解らず口に運んでいます。
自分のお腹の状態も把握できず、何を食べているかも不明では
ただお腹が満たされているだけで、心は満たせません。
食べ過ぎで肥満になる人はこのような食べ方が多いです。
マインドフルネスの考えでは、食べるときは、食べ物に集中し
目で見て、匂いを感じ、口の中で食感を楽しみ、喉越しを感じる。
五感を研ぎ澄ませ、全身で食べ物を感じると、食べ物のありがたみを感じ
早食いも防げます。さらに自分のお腹の具合にも集中すれば、決して
食べ過ぎることがありません。
また仕事や勉強でも、先のことばかり考えて焦っていても、自分は先に進めません。
今、目の前にある課題に集中し、一つずつ消化していくことが、大切です。
それにはマインドフルネスの考えが必要です。
人間は未来のことを思うとき、漠然とした不安が付きまといます。
不安は人間のパフォーマンスを下げ、負のスパイラルへと誘います。
不安をなくすためには、今に集中することです。
今を全力で生きることで、未来を考える暇をなくことで、不安がなくなっていきます。
考え方を少し変えるだけで、人間はポジティブに生きることができるのです。
現代はスマホやTVなど誘惑が多い世の中ですが、よそ見をせず、
今あること、今やらなければいけないこと、自分自身にしっかり向き合い
五感を集中し感じましょう。今を全力でクリアした人のみが、
次のステージに進み、それを積み上げた人のみが成功するのです。
マインドフルネスの考えを習慣にした人が人生の勝者です。