有心の百錬、鋼を成す!

常に自分の成長を目指して!

すべての道は禅へと進む

日本には武道、華道、茶道などといった道が付くものが多数あります。

これらは道が付きますが、道とは禅のことであり、武術、花、お茶を

通して禅の修行をすることなのです。つまり、座禅をして悟りを開くように

没頭し集中することによって、無我の境地に達する事を目指します。

ゆえに、これら道の付くものは体だけでなく、心を鍛えることが

できるのです。

 

ちなみに悟りの境地とは、自分を俯瞰してみることができる経験のことで、

自分の体と精神が分離した状態を意味します。そのため、

自分の体が他人からの攻撃されたとしても、精神が攻撃されたわけではないので、

怒ったり、悲しんだり、心の浮き沈みがない状態になります。

そのため、精神は安定していて、怖いものはありません。

まさにマリオでいうスターの状態で無敵です。

 

無我の境地とは、フローの状態(日本ではゾーンといったほうが

わかる人も多いでしょう)に入ることです。

例えば、バスケでは、シュートを練習中、意識してフォームを覚えたり

ボールを飛ばす感覚を学んでいきます。

そのうちに体がフォームとボールを飛ばす感覚を覚え、無意識に

シュートを打てるようになります。そのため、無意識でフローの状態になった

方が成功率が上がるのです。しかし、欲がでて自我が全面にでてくると

あれこれ考えながらシュートを打つため、逆に成功率が下がってきます。

つまり、無心の状態で、ありのままの自分で向かうことが成功への

近道なのです。

 

お茶は最近、効能ばかりクローズアップされ、血糖値を下げることや

カテキンの効能ばかり宣伝されます。

しかし、茶道ではお茶の効能ではなく、心が中心です。

その心はお茶の匂いを楽しみ、お湯を沸かし、茶器を愛でながら、

相手をもてなす気持ちを持つことです。

まさに今この瞬間を生きていると実感することです。

その瞬間はフローに入っていて、過去も未来も関係なく、

悩みも苦しみもない、無我の境地です。

 

現代の日常には注意を乱すものがあり、集中力が散漫になりがりです。

そんなときは家事道や勉強道を作り、禅のように修行をしてみては

いかがでしょうか?他事を考えず、そのことだけを考えて集中し

フローの状態に入れば迷いや悩みも感じず、充実した日々が

送れるかもしれませんよ。