有心の百錬、鋼を成す!

常に自分の成長を目指して!

頑張り過ぎはパフォーマンスが低下する

新しいことを始めるとき、気持ちが高まって、つい頑張り過ぎてしまいます。

新しい道具を揃えたり、本を読んでイメージトレーニングをしているときは

楽しくて時間を忘れることもしばしば。

 

脳は飽き性なので、時折新しいことを始めて刺激を与えてあげると、新鮮な

気持ちになり生活にメリハリができます。しかし、基本的に脳は現状を変えること

を極度に嫌うので、新しいことを急に生活に取り入れてしまうと、現状に戻そうと

脳が指令を出すため三日坊主に終わるのです。

つまり、すぐに極めようと急ぐのは、逆に失敗に終わります。

 

続けるために一番効率のいい方法は、生活の一部に組み込んで、習慣化すること。

ウォーキングなら、頑張って早起きするのは続かない可能性が高いです。

それより夜ご飯を食べた後、スマホやテレビを見ている時間を当てるほうが

習慣化しやすいです。さらに継続を考えるなら、やった日はチェックシートに

シールを貼って見える化し、達成したことを記録します。

これはポイントカードと同様の効果があり、貯まっていく喜びと、ここまで貯めたのが

無駄になる恐怖から頑張ることができるでしょう。

また、一人だとだらけてしまう人は家族や友人と一緒に始めるのも効果的です。

 

途中まで続けば、後は習慣化して苦しむことなく継続は可能になります。

しかし、成長を実感し、できることが多くなってくると人間は上を目指して

より努力しようと頑張ります。適度な負荷で頑張る分には問題ありませんが、

自分を理解できないのが人間です。自分の限界を超えてしまった結果、怪我や

故障をしてしまっては、今までの努力が水の泡になります。

 

ブッダが悟りを開くために修行に励んでいた時も、厳しい修行を繰り返しても

結局悟りの境地には達することができませんでした。その時、琵琶を弾く人に出会い

修行は厳しすぎてもいけないことに気づきます。琵琶の弦は緩くても張りすぎても

いい音は出ません。最適な張り具合で最高の音色を奏でます。

それに気づいて修行を継続したため、仏教は三大宗教にまで発展しました。

 

何事においても言えることですが、楽過ぎず、苦し過ぎないことが成功へと

繋がる唯一の道です。どちらも飽きたり、挫折して途中でリタイアしてしまう

からです。つまり、継続することが最高のパフォーマンスを発揮して、

成功へと導いてくれるのです。

今頑張り過ぎて苦しいと感じているなら、この先挫折する危険があります。

肩の力を抜いて、適度に休みましょう。

たまには、また明日頑張ろうでもいいのです。長い人生なのだから。