有心の百錬、鋼を成す!

常に自分の成長を目指して!

感情の伝播の法則 仕事もプライベートも全力で

バブル期の大人たちは、家庭を省みず仕事に情熱を燃やしました。そのお陰で

戦後復興を果たし、我々は豊かな生活が送れます。家族との繋がりは疎遠に

なりがちでしたが、専業主婦の母親が子供をしっかり教育し立派な大人に

育てました。休日出勤も多かったと思いますが、仕事が終われば飲みに

出掛けたり、友人や会社の人とゴルフを楽しむなど、遊びにも全力でした。

つまり、仕事もプライベートも全力でこなすことで、人生が充実し幸せな

生活を送れたのです。

 

現代ではどうでしょう?

 

若者たちの多くは自分さえ良ければいいと思い、仕事に情熱を感じません。

与えられた仕事のみをこなし、それ以上は仕事をしません。社会の歯車になることを

嫌い抵抗を続けます。しかし、権利はしっかり主張し、有給や保障制度を最大限に

活用します。

 

なぜ、ここまで仕事に対して情熱が失われてしまったのでしょう?

 

ひとつの原因として、娯楽の多様化です。

昔は遊びというと、ゴルフ場、映画館、スケート場、ボーリングなどに

出掛けるのが主流でした。遊ぶためにはお金も掛かるので、どうしても仕事を

頑張って稼がなくてはいけません。しかし、現在はネットでゲームもできるし、

ネットフリックスやアマゾンプライムに登録すれば、映画や動画も見放題です。

つまり、お金をそこまでかけずとも、娯楽を楽しむことができるのです。

最低限のお金さえ稼げば、プライベートは充実させることができるので、

それ以上は頑張らないのではないでしょうか。

 

しかし、そのようなキリギリスの生活では、老後の資金を貯めることが難しく

結局死ぬまで、働かなければいかなくなります。今が楽しくても人生全体で

見たら、つまらなく苦しい生き方になるのではないでしょうか。

感情の伝播の法則というものがあり、仕事とプライベートは繋がっています。

仕事が苦痛だとプライベートもつまらなくなくなります。逆に、仕事が充実して

満足しているとプライベートも充実してきます。

 

稲盛和夫さんが自身の著書の中で、「まずは仕事に全力を尽くし、情熱を燃やす。

それが他の人にも燃え広がり、社会全体がよい方向へと向かっていく。」

と言っています。誰かに言われて仕事をしていれば、それはつまらないでしょう。

大切なのは自主性です。自分から進んで仕事をするのです。

そうすることによってできる仕事も増えて、それが楽しみに変わってきます。

つまり、成長を実感できるのです。

 

ネットやニュースは暗い未来ばかり煽ってきますが、未来は決して暗いものでも、

悲観するものでもありません。なぜなら、未来は自分が切り開くものだからです。

自分が明るい楽しい未来を想像して、それに向かって努力すれば、それは実現します。

 

今頑張らなければ、いつ頑張るのでしょう。

今頑張れない人は未来の自分に苦痛を押しつけているだけです。

何事にも手を抜かず、全力で頑張りましょう。

きっと違う世界が見えてくるはずです。