有心の百錬、鋼を成す!

常に自分の成長を目指して!

仕事への情熱が人間を成長させる

年始の仕事が始まり、また日常が戻ってきました。

通勤の車も多くなり、迎春と掲げたお店に多く人が入って行きます。

私は今日から仕事初めです。

日航機と海保の衝突事故の教訓から、思い込みはやはり危険であると

再認識しました。常に周りの状況を自分の目で確認し、正しい判断を下す。

不注意や慢心は仕事の最大の敵です。

今年も慎重に誠実に仕事に全力を尽くしていきたいと思います。

 

ところで、皆さんは仕事は好きですか?

 

小さい頃から憧れてた職業に就いて、情熱を燃やしている人は少ないかも

しれません。多くの人は「雇ってもらったから」「給料がいいから」「他にやりたい

ことがないから」そんな理由で仕事をしているのではないでしょうか?

 

そのため仕事をやらされていると思って自主性がない人が多くなっています。

指示を出せばやるべきことは行うが、他の仕事を見つけたり、改善して

より良いものにしていこうとする人がいなくなっているのは嘆かわしいことです。

 

最近は欧米型の仕事形態が主流になり、休みはしっかり確保し自分の権利を

最大限に主張するのが当たり前になっています。仕事とプライベートをしっかり

分けてプライベートを充実させるために、仕方なく仕事をする。

そんなライフスタイル自体が悪いわけではありませんが、それでは自分の

成長や充実感が得られないのではないかと思います。

 

戦後間もない頃、日本人は朝から晩までしっかり働いて、自分の仕事に

誇りをもっていました。そして自分にできることに最大限の努力をして、

商品の改良を積極的に行っていました。みんな仕事を楽しんでいたのです。

皆知らぬ間に戦後復興に貢献していて、その結果が高度経済成長に繋がりました。

今の人と比べると仕事を楽しんで、熱意を持っていたのが大きな違いでは

ないでしょうか。

 

一日の大半は仕事です。その時間を充実させないで、一日の喜びや達成感は

得られません。まずは嫌々でも仕事の楽しみを見つけることです。

仕事が少しでも楽しいと感じることができれば、もっとやってみたいと

思うようになり、積極性も出て好循環に至ります。

そして積極性が出てきたら、自然と情熱を燃やすことができ、それが人間を成長させます。

「人間は可燃性がなくてはいけない。不燃な人間では情熱もなく響かない。

自分が燃えることで周囲の人にも火を付けて、全体で盛り上がる。そんな人間が

社会には必要だ」と稲盛和夫さんも言っています。

 

”生きがい”とは情熱的に働くことである。

仕事が楽しくて、充実感があれば人間的に成長しているということであります。

その人間性が社会を良くし、低迷している日本の経済を再び上昇させるきっかけに

なることでしょう。

 

多くの人が勘違いしているのはプライベートを充実させれば、人生も充実すると

思っているところです。しかし、そこにあるのは虚無感だけです。

仕事が満たされれば、人生の大半が満たされます。そこにあるプライベートの

充実感は現在の比ではないでしょう。

今年一年、真剣に誠実に、これまで出したことのないくらい必死に

仕事に打ち込んでみましょう。きっと人生が変わってきますよ。