「最近睡眠不足でしゃっきっとしない」と感じる人はどのくらいでしょうか?
日本人の平均睡眠時間は6.5時間で先進国で最下位です。
そして睡眠時間が6時間未満の人は40%もいる。
最近では睡眠不足ではなく睡眠負債という。
これは借金と同じで積み重なってくると返済に苦しみ首が回らなくなるという意味。
睡眠の場合は毎日の値不足が蓄積され脳や体に
重篤な欠陥をもたらす可能性があるのです。
睡眠負債が蓄積してくると体は起きていても、すべての機能が正常に
働いていない可能性がある。
この欠陥のひとつがマイクロスリープ(瞬間的居眠り)といい
名前の通り1秒から10秒くらい居眠りをしてしまうことです。
これは脳を守る防御機構と考えられ、睡眠負債の脳への影響は非常に大きいのである。
マイクロスリープの怖いところはまったく自覚がないことです。
もし時速60Kmで車を運転中に4秒間意識が飛ぶと、70mほど車は暴走することになる。
これでは人をはねたり、事故にあってもおかしくなく非常に怖いことですよね。
さぁ、ここから睡眠の質を高める方法を見ていきましょう。
睡眠不足の解消には長時間寝る、寝だめをすると考える人が多いと思いますが、
これは実は不正解。人間の体は寝だめができないようになっているのです。
睡眠にはレム睡眠(脳は起きていて体が眠っている睡眠)と
ノンレム睡眠(脳も体も眠っている睡眠)の2種類があり、
それを繰り返して眠っています。下の図のような感じです。
では、ここで睡眠に一番大事なことを言います。
それは最初の90分をしっかり深く眠ることです。
え、そんなこと?と思うかもしれませんが、
この90分がしっかり眠れると、それ以降の睡眠のサイクルがうまく回ったり、
さらに成長ホルモンが分泌されたり、自律神経が整ったりといいことばかり。
みんな寝ているはずなのに差がでる理由は、
食生活が乱れたり、寝る時間が遅かったり、不規則になってしまった場合に
眠りが浅くなる可能性があります。
結局は、規則正しく生活し、バランスの取れたご飯を食べ、早めにベッドに
入ることで睡眠が深くなり、いいサイクルが出来てくると思います。
忙しい毎日ではすぐに改善は難しいかもしれませんが、
意識することが大事なので、今の生活スタイルを見直してみてはいかかでしょうか