成功する達人と失敗する素人では一体何が違うのでしょう?
テレビで見かけるスポーツ選手や歌手、大企業を経営する実業家や投資家を
見ていると一般人とは違う天才だと思ってしまいます。
自分は才能に恵まれなかったと人生を諦めて、落ちこぼれる人もいるでしょう。
たしかに天才だと思う人はたくさんいますが、皆さんが必ずしていることが
あります。それは先を読むことです。
結論から言うと天才は先を予測して問題が起こる前に対策しています。
一方、失敗してしまう人は問題が起こった後に対応に追われるため
後手に回り、事後処理で終わってしまうのです。
テニスの例で見ていきましょう。
プロのテニスプレイヤーのサーブは速い人では時速200kmに達します。
サーブがレシーバーに届くには1秒もかかりません。プロはそれは平気で
打ち返します。それは脳で考えていたのでは、間に合いません。
そこで必要なのが、先を予測するスキルです。
素人はサーブを受けるとき、ボールしか見ていません。しかし、プロは
ボールは見ません。逆に相手の手の位置、肩や腰の動かし方を見て
どこにくるのか予測します。プロを素人の決定的な違いはどこに注目しているか
なのです。
投資家の場合はどうでしょう?
常に画面と見て株価の動きをチェックしているデイトレーダーでさえ
株価の上がり下がりを判断できません。多くの場合、市場平均である
インデックスに勝てないことがほとんどです。
しかし、ウォーレン・バフェットのように市場の平均以上に勝てる
投資の天才もいます。彼の場合には先を読む以外に、周りの状況を
よく観察し、今世界がどうなっているかを理解しています。
現状を理解することは未来を予測うえで非常に大事なことです。
「歴史というのは同じことは繰り返さないけど、韻を踏む」という格言が
あります。過去を手掛かりにすれば、人間の行動が予測できるはずです。
少し先のことを常に予測して行動すること。
そして現状をよく把握し、周りを確認すること。
これが素人にはない達人が持っているスキルです。
これさえ身につければ、成功への道は近くなります。
日頃から受け身の人生ではなく、積極的に自分から進んで取り組む姿勢が大事です。
この積極さから情熱が生まれ、あなたを一流の達人へと変貌させることでしょう。