現代人の基礎は旧石器時代に作られたという話は私のブログでも何回か登場しました。
体は歩くように進化したため、運動不足によって体調が崩れます。また座り続ける
ようにもできていないため、現代の座ることの多い生活スタイルは無理がある
ようです。
脳においても、変化の激しいデジタル社会は脳の負担が大きく無理が生じます。
そのため、うつ病や精神病などが増加しているのでしょう。
この話が本当なら、我々は旧石器時代のような生活をすれば健康になることが
できるはずです。しかし、今さら何もない生活に戻すことは不可能でしょう。
誰もが快適な生活を手放したくないはずです。
それならば、旧石器時代の名残を現代に取り込む方がはるかに楽です。
最近の研究により弓矢で的を狙う行為が脳の機能向上に効果が高いことが
証明されました。
弓矢だけでなく、現代では銃、アーチェリー、ゲームセンターのガンゲーム、
ボーリングなども効果があります。
離れた的に当てるためには、力加減だけでなく、軌道を計算したり、
風を計算したり、動く的の動きを予測したりと、脳の機能をフル活動させます。
瞬時にこれだけの計算をするのは日常生活にはなく、脳細胞を活性化させるのに
役立ちます。脳は使えば使うほど、活性化することが証明されています。
年を取るから脳が衰えるわけではありません。生涯にわたって脳を鍛えて
いけば、認知症やアルツハイマー病といった病気を予防することができます。
つまり、年寄り=ボケるではないのです。
また人間本来の狩猟本能があるため、的を当てた時にはドーパミン、セロトニン、
オキシトシンといった幸せホルモンの分泌が活発化します。
達成感も加わり、精神が安定してきます。
その効果は世界的に実践者の多いヨガや瞑想に匹敵するとのことです。
こんなに素晴らしい的を当てる行為も現代ではめっきり少なくなりました。
若者も草食化やはたまた絶食化が進み、恋愛に興味をもたない人が多くなった
感じがします。
せめて他人のハートを狙い撃ちするくらいは、頑張ってほしいものです。
自分を押し殺すのではなく、もっと本能を表に出していきましょう。
その方が楽に生きることできるはずです。