中国のBYD、米国テスラなどのEV(電気自動車)の勢いが凄いです。
Audiも全車種をEVにしていく方針を打ち立てたり、
実物を展示して驚かせました。自動車メーカーのみならず、新興勢力が
こぞって参入しているため、毎日のようにニュースで目にします。
最近ではポルシェも電動化してきて100kmまでの時間が約2.7秒と
ガソリン車より速いのには驚きを隠せません。まだ市販化はされていませんが、
テスラのロードスターは約1秒で100kmに達するそうです。
なぜここまで高性能なのか不思議でたまりません。
しかし、勢いとは別にEVの問題点も指摘されはじめました。
ひとつめの問題点は価格が高いことです。
政府や自治体の補助金があるとは言え、その価格はかなり高めに設定されています。
まだ量産が難しいためでしょうか?それを買うくらいなら、同じタイプの
ガソリン車の方が価格も安く、環境には悪くても家計には優しいです。
最近になって北米ではテスラ方式の充電規格で統一がされましたが、
世界的にはまだ各社ごとに規格が異なっています。
また、充電時間の長さや充電場所の少なさも問題です。
日産のサクラは一回の充電に一時間かかると言われます。近場の買い物なら
まだしも長距離移動には向いていないですよね。
充電場所も高速のPASAやイオンなどの大型施設では見かけますが、
それ以外を見つけるのは大変です。
最後の問題は隠れコストです。
EVはガソリンに比べてバッテリーが重いためか、車体重量が重くなります。
同じ大きさのガソリン車と比べると30~40Kg重くなります。
さらに、加速や減速の感覚がガソリン車と異なるため、急加速、急停止を
繰り返すことなってしまうそうです。そのためタイヤのすり減りが
急激に進み交換時期を早めてしまいます。
EV専用のタイヤが開発されてきていますが、普通のタイヤに比べてコストが
高めです。
バッテリーも寿命がきたら交換になりますが、テスラのバッテリー交換は
数百万円に及ぶらしいので、ガソリン車が一台買えてしまいます。
こういった目に見えないコストが高いのもEVの問題です。
EVの問題点が露呈してくると、トヨタが提唱するハイブリッド車がやはり優秀なのでは
と思ってしまいます。しかし、トヨタでは世界の覇権は取れないでしょう。
やはり欧米が世界の中心なのです。これらの問題点は、数年後にはイーロン・マスクが
解決することでしょう。
EVはまだ発展途上ですが、乗りたい人が増えれば必ずイノベーションが
起きて、より良くなっていきます。それが資本主義です。
悲惨な未来が好きな人はいません。みんな幸せな明日を願っています。
だから、明るい未来が必ずやってきます。
人間がどこまで技術を開発できるか見届けようではありませんか。