日経平均株価が史上最高額の4万円を超えました。
アメリカ株も連日最高額を更新しています。
あまり日常生活では好景気の実感はありませんが、
株式市場ではバブルのようなお祭り状態です。
空白の30年と言われたバブル崩壊後の低迷期の出口が少し見えてきたので
ないでしょうか?
まだ日本経済がしっかり立ち直ったわけではありませんが、物価高を受けて
大企業は軒並み賃金アップをしています。これはいい循環だと思います。
物価だけが上がるのは家計が苦しくなってしまいますが、賃金がそれに伴って
増えれば、購買力は落ちません。収入が増えれば精神的にも楽になり物を買う
余裕もでき、結果的に会社も潤うことになります。
問題は賃上げが中小企業まで広がっていないことと、税や社会保障が増えて実質賃金が
マイナスになっていることです。
日経平均株価が過去最高を更新しても、我々の生活が潤わなかったら、一体誰が
儲けているのでしょう?
日本株の購入者で一番多いのは外国の投資家です。約30%を占めます。
上場している企業は儲けた利益が社長のものになるのではなく、投資家に
配当金として還元されます。会社で一番強いのは経営陣ではなく投資家です。
投資家には会社の運営方法から経営陣の人事の決定権があります。
つまり、投資家を無視した経営は自分の首を絞めることになるので、
頭が上がらないのです。
新NISAも始まったことですし、この機に投資を始めるのもいいかもしれません。
少額でも投資を始めれば、市場の恩恵を得ることができます。
アメリカ株、日本株、中国株、インド株、債券、金など多数の投資先があり、
分散やら資金配分など難しいことがたくさんです。
しかし、投資しなければ、老後資金など将来への不安が付き纏います。
政府も誰も面倒を見てくれません。そんな時代になったのです。
初心者は難しいこと考えずにオルカンかS&P500に積み立てれば大丈夫です。
大事なのは必ず余剰金で投資をすること。生活費まで投資してしまったら、
暴落したときに困ってしまいます。
心配しなくても、待っていれば株価はまた上がります。どの歴史をみても
そうなっています。例外はありません。
常に余裕を持つことです。お金にしても精神にしても。