去年一年で120冊以上本を読みました。
それ以前は一年で2、3冊だったので、急激な変化でした。
新しいことを学ぶ楽しさと、自分が成長していくことの喜びを
感じることができたので、本を読むことは素晴らしいことだと実感しています。
是非、今年も同じくらい、たくさんの本に出会えたらうれしいです。
しかし、多くの本を読んでいくと最初に読んだ本の内容が覚えていないことに
気付きました。すごく重要なことは頭に残っていましたが、読み返すと
覚えていないことばかりで驚愕しました。
本を読むときに、知らなかったことや重要だと思うことは赤線を引くように
しているので、普通に読むよりは記憶に残っていると思っていましたが、
やはり並の頭脳では、一度では覚えられません。
もっと覚えられる方法はないのかと、他の読書本も何冊か読みましたが、
結論は何度も読み返すしかないとのことです。
一冊読むだけでも大変なのに、また一から読むのは至難の業です。
先ほど本を読むときに、重要なところに線を引くとお話しましたが、
これが大切になってきます。記憶に定着しやすいように線を引くのですが、
これが次に読み返すときの目印になります。
簡単に言えば、次に読むときは線を引いてある周囲だけ読めば、重要なことは
網羅できるのです。この方法なら時間も短縮されるし、余った時間で他の本も
読むことが可能になります。何よりも精神的な負担が減ります。
直接、本に書き加えたり、ノートにまとめるのも効果的な方法です。
私は経済や脳科学などの分野ごとに分けたノートを作成し、そこに加筆しています。
本であれば本棚に保管して読み返せますが、ネットの記事やプレジデントなどの
雑誌はなくなったり捨てたりするので、必要な個所は書き写して保存しておきます。
脳はコンピューターより優れているとは言え、記憶に関しては限界があります。
記憶に定着させるためには、何度も繰り返し学ぶことが一番効果的です。
そのために同じ本を読み返すことが重要です。
しかし、我々には限られた時間しかないので、無駄に時間を使いたくありません。
そのために線を引いたところだけを読み返したり、別のノートにまとめることを
お勧めします。
折角出会えた有能な知識を無駄にしないために、しっかり脳に刻みこみましょう。