日本の高校でも、いよいよ金融教育が始まるようです。
日経平均やS&P500も過去最高値を記録し続けているので、
若い子ほど株式に興味を持ってもらいたいと思っています。
しかし、実際に金融教育と言っても高校生活全体で僅か数時間しかないとの
こと。これでは何のために時間を取って勉強するのかわかりません。
やはり今の教育では優秀なサラリーマンしか生産されず、
海外のような優秀な経営者は出現しないのでしょう。
せめて経済の仕組みや税のこと、起業する方法など、最低限の金融教育を
学校でもするべきでしょう。
学校で教えてくれないなら、親が子供に金融教育をおこなうしかありません。
困ったことに、親も金融教育など受けたことがなく、どう教えたらいいのか
見当もつきません。今春中学に上がる我が子に難しい仕組みを
教えるのは至難の業。覚える気もなさそうです。
以前、ジュニアNISAのために子供の証券口座を作っていたので、
それを利用して、実際に触って実践してみることにしました。
お年玉やお祝いなどの貯金の一部を証券口座に移し、銘柄を選択し
買うことを経験させました。さすがに銘柄選びはわからないので
私がS&P500を指定しました。
たまに口座の損益を見て、増えていくお金を見て喜んでいます。
初めは単純にお金が増えて喜んだり、減って悲しんだりでいいのです。
これは子供だけではなく、投資初心者においても当てはまりますが、
頭で考えているだけでは、先には進めません。実際、行動をすることが
大事です。行動して経験したことから、問題や疑問が生まれ、わからないことを
勉強してみようとする意識が芽生えます。これが一番の金融教育です。
我が子も自分が投資しているところの景気が良ければ、自分のお金が増えることを
肌で感じたためか、今まではモスバーガーしか食べなかったのが、最近は
マクドナルドに興味を持って食べるようになりました。
自分の使ったお金がどう動くのか興味を持てば、世界経済にも意識が向きます。
その積み重ねが自分を成長させ、社会に通用する人物になることでしょう。
何事も経験です。考えるだけでは身につかないですし、理解もできません。
慎重になることも大事ですが、思い切って一歩踏み出すことで世界は
一変します。できるだけ多くの経験を子供にさせてあげることが、何よりの
財産になるのではないでしょうか。これからも子供と共に成長していきたい
と思う今日この頃です。