約1ヶ月前くらいに我が家に猫がやってきました。
妻が夜、ウォーキング中に野良猫を保護してきたのが、始まりです。
周りの家の猫なのかと、探しましたが、結局飼い主は見つからず、
その猫自体も毛並みがボサボサで、いかにも野良猫という風貌でした。
しかし、やけに人懐っこい猫で、人を怖がらず、撫でたり、抱っこしても
問題ありません。さらに、家の中に入って行こうとするなど、
もしかしたら、昔飼い猫だったかもと思う行動ばかりです。
当初は玄関先だけで、様子を見ていましたが、外に出掛けても、
いつも戻ってくるようになり、結局、我が家で飼うことになりました。
健康診断やワクチンの接種のため、病院に連れて行くと、去勢の後もあり、
やはり飼い猫だったのです。
そんな猫に目を輝かせていたのが、12歳になる愛娘です。
しかし、もともと動物に対して恐怖心があったのか
戸惑いながら、毛先に少し触れるのが精一杯です。
一人っ子のため、兄弟と接したこともなく、常に自分中心に生きてきました。
始めての猫は娘の情操教育には最適ではないかと思いました。
情操教育は、他者への思いやりや、生命の尊さなど、学校では教えてくれない
ことを教えてくれます。
日頃から娘には精神的に自立して、自分の人生を選択して生きていけるように
教育をしてきましたが、他者を思いやる気持ちや命の尊さ、儚さなどは
教えてあげることができません。
今回の経験が娘の成長に大きな糧となると思います。
実際、怖さから触ることもままならなかったのが、今は抱っこしたり、
ご飯やトイレのお世話をしたり、積極性がでてきました。
教科書や参考書では、得ることができない、貴重な経験だと思います。
人間は経験した記憶からしか、アイディアを出せなかったり、
的確な判断ができません。成功するためには多くの経験が必要です。
成功も失敗も経験してはじめて人間は成長します。
怖がって何もしないのは、人間を臆病にするだけです。
娘には、これからも経験することの大切さを学んで、多くのことに
積極的に挑戦してほしいと思っています。