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手数料の恐ろしさ

新NISAも始まり順調に投資している人も多いと思いますが、手数料を意識したことは

ありますか?

よく勉強して本を何冊も読んでいる人なら、ネット証券を利用して管理費用が

低いのインデックスに投資していると思います。

これは投資する人の中では常識になっていますが、投資に疎い人や恐怖心がある人、

ネットの使い方が苦手な人にとっては難関のようです。

 

各金融機関や郵便局、保険会社などが挙って新NISAの宣伝をしています。

しかし、そこには手数料という大事な文言が抜けています。

 

個別株などのアクティブ運用に関しては頻繁に売買するため手数料が高くなるのは

想像に容易いと思いますが、意外と気づかないのが、対面の証券会社や金融機関で

扱うインデックスでの手数料です。インデックス投資は管理費用が安いと

思い込んでいる人が多いので、ホイホイと宣伝に引っ掛かって足を運んでしまいます。

 

一般的に有人の証券や金融機関などの手数料は約2~3%ほどかかると言われます。

たかが2~3%だと侮っていませんか?

 

インデックスの生みの親でバンガード社を作ったジョン・ボーグル氏が手数料に

ついてわかりやすく説明しています。

 

 「君が株式投資から50年で7%の利益を上げたとしよう」。この利率だと

 福利の力によって「1ドルあたり30ドルの運用益がでる」。もし手数料が

 2%かかるなら平均利率は5%に下がってしまう。これでは運用益は30ドル

 から10ドルに下がってしまう。資本もリスクも100%背負うのに君の

 懐には収益の約33%しか入ってこない。

 

つまり、手元には本来得るはずだった運用益の1/3しかもらえないことになります。

 

インデックスで資産を作るには20年、30年という長い期間が必要です。

それだけの長期間になると一回では微々たる手数料でも、かなりのウエイトを

占めてくることがわかります。まさに塵も積もれば山となるです。

 

以上の説明を見れば、手数料がいかにバカバカしく、資産形成にとって

有害であることがわかります。やはり、ネット証券でインデックスを購入するのが

王道なのでしょう。

楽天証券でもSBI証券でも問題ありませんが、書類を何通が送るだけで開設できます。

決して煩雑ではありません。「忙しくてそんなことはできないよ」という人も

いますが、一回開設してしまえば、あとはパソコンやスマホからすべて操作ができて

時間もかかりません。対面で開設してしまえば、電話か窓口まで足を運ばなくて

いけなくなり、より面倒ではないでしょうか?

 

世の中、無料など一見お買い得に見える商品が多々ありますが、その裏に隠れている

手数料などの費用に気づかないと、余計な出費をすることになってしまいます。

賢く生きるなら、社会の仕組みをしっかり理解することです。

タダより高いものはありませんよ。