投資の本や資産運用の本を読むと、必ず「支出を減らしましょう」という
ワードが出来てきます。またこれか!!!っと言ってしまうくらい
ありふれた言葉ですが、資産形成に必要なことではあります。
資産形成の方程式は「収入」-「支出」=資産 です。
収入はすぐには増えないため、支出を減らさなくては資産ができないのは
当たり前なのです。
確かに、コンビニで新作のお菓子やジュースを買ってしまったなど
余分な買い物はあるかもしれませんが、収入に影響するほど、無駄買いを
する人は少数派です。毎月ブランド物を買って散財する人は例外です。
あまり家計をみることのない人は、一度自分の収支を確認することをお勧めします。
意外と余分なコストが掛かっているものがあります。
例えば、自動車保険や生命保険です。余分なオプションや特約をつけている人も
多いと思いますが、心配事の90%近くは起こらないといいます。
配偶者や残されたものに最低限のお金が入ればいいと思えば、契約料を
安くすることができます。また、ネット保険も多くでているので、
それを使えば、店舗より遥かに安くすることができます。
それ以外にも、携帯を格安スマホに変えたり、使っていないサブスクを
解約したりすると、年間かなり節約できます。
しかし、支出を抑えても実は限界があり、生きている以上、食費や
住宅ローン(賃貸料)などはかかってきます。
つまり、資産を伸ばすためには、実は収入の方を伸ばすのが、一番早いのです。
もう少し給料の高いところに転職したり、資格を身につけ、スキルアップを
はかったり、副業をはじめたりするほうが、資産は増えていきます。
投資においても、100万を投資して10%で運用しても、一年で110万に
しかなりません。しかし、1000万を投資できれば10%の運用で
1100万になります。
つまり、最初に投資できる資金がない人は資産形成においても不利なのです。
最近はどの雑誌や本を見ても、「支出を減らしましょう」「投資をして老後資金を
貯めましょう」と煽るものばかりですが、言っていることはわかりますが、
実行に移すのは難しいのが現実です。
まずはどうすれば収入を増やせるかを考えること、貯金を貯めることです。
これを行えば、まとまた資産が出来はじめ、投資に回すお金ができてきます。
将来、お金で心配しないように、できることからはじめてみましょう。