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核の脅威

人類が開発した史上最悪の兵器と言えば核です。

 

米国とソ連の開発競争が激化し、終末時計がわずかになったこともあります。

現在は常任理事国5ヵ国とインド、イスラエルパキスタン北朝鮮

核兵器保有しています。

 

核を保有するということは、他国へ侵略するためでなく、他国から攻められた場合に

報復を受けて痛い目に遭うという警告の意味が強いです。

このため、核保有国に戦争を仕掛ける国は今のところありません。

 

しかし、戦争する気はなくても偶発事故で戦争に発展する可能性もあり、

今後も核戦争の脅威があることには、変わりありません。

 

現在、軍事衛星の発達により、地上に核施設やミサイル発射基地を作れば

すぐに発見されて警戒され、迎撃も可能になってしまいます。

 

このため、最強の戦術は原子力潜水艦核兵器を搭載し発射することです。

潜水艦は数千メートルと深いところに潜って待機しているため、他国は

どこにいるのか、わかりません。突然、核ミサイルが発射されれば、

迎撃は不可能になり壊滅します。

 

この最強の戦術が取れる国は現在、米国とロシアだけです。

米国はグアム近海や沖縄近くに深い海があり、潜水艦を隠す場所があります。

ロシアは日本の北にあるカムチャッカ半島近海に深い海があります。

中国が最近、南シナに進出してきてるのは、この近海の深い海がほしいためです。

中国が深い海を手に入れれば、潜水艦による核戦術が使えるため、米国と

対等な関係になり、覇権国家になる可能性があります。

 

日本の立場で、これらの状況をみると、すぐ近くに米国、ロシア、中国、北朝鮮

保有国に囲まれ、この脅威は世界最悪レベルです。

いつ核戦争や被害に遭うかわからないため、日本の核武装論が出るのは

この状況をみれば、当たり前かもしれません。

 

唯一の被爆国として、核廃絶を訴えるのも必要かもしれませんが、

世界からは核がなくなる気配はありません。

まず、核シェルターや最低限の防衛を意識することが大切です。

防衛を完璧にしてから、みんなが一丸となって核廃絶に向けた

訴えを世界に配信してきましょう。