今年5月に日興アセットマネジメントからTracers S&P500 トップ10が
発売されました。S&P500のトップ10と言えばアップル・マイクロソフト・アマゾン・
アルファベット(グーグル)・エヌビディア・メタ(旧フェイスブック)・テスラ
など誰もが知るアメリカが世界に誇る大企業たちです。
昔はGAFAと言われていましたが、現在は3社増えてマグニフィセントセブンと
言われています。その当時のGAFAだけでも、日本の上場企業の株式時価総額を
全部足しても勝てないほどでした。現在のマグニフィセントが桁違いなのは、
想像に容易いでしょう。
2020年代から急激にアメリカの株式が上昇したのは、マグニフィセントセブンの
活躍があります。その恩恵を直に感じることができる投資信託が
Tracers S&P500 トップ10 なのです。
多くの投資家が「これからは半導体だ」「インド株が急上昇してくる」と
メディアやSNSで盛んに饒舌していますが、騙されてはいけません。
今現在資産を作っている人はVOO(S&P500)やVTIをコアに据えて安定した
土台を作った上で、サテライト戦略としてそれ以外の儲かりそうな投資先に
掛けているのです。
つまり、まだ資産形成もできていない人は、あれこれ他人の意見に左右されずに
まずS&P500やVTIに投資した方がいいということです。
コア部分ができたら、次は儲かりそうなサテライト戦略に余力を注ぐのです。
少し前はS&P500よりもGAFAの影響を受けるナスダック100に注目が集まり、
QQQやレバナス(レバレッジナスダック)が流行った時期がありました。
レバナスはリスクが高過ぎるため下火になってきていますが、QQQは
未だに人気を博しています。信託報酬は0.2と低めですが、一株当たりの
単価が高いため、お金がないと投資できないデメリットがありました。
Tracers S&P500 トップ10はナスダック100より少ない10社なので、株価の急降下する
可能性が高くハイリスク商品になりますが、アメリカ株が数十年上がり続けている
ことを考えると、長期的には安定しているのではないでしょうか?
また投資信託なので、100円から買うことができるので、まとまったお金が
なくても始めることができるのもメリットです。
急激に資産を作ってきた人達は必ず、コア以外にサテライト戦略をしっかり
持っています。S&P500だけでは20年、30年やれば資産はできますが、
短期では無理があります。10年くらいで1億を達成した人は間違いなくQQQなどに
投資をしていたはずです。投資金額の20%くらいはサテライト戦略に回しても
構いません。
投資を始める時点で、リスクはかかるものです。
安全性を求めているだけでは資産を増えません。時には強気に攻めるのも
投資の楽しみだと思います。
これからのアメリカは年末には利下げに向かい、景気が好転していきます。
また11月には大統領選もあり、株価が上がっていく要素が強く、しばらくは
楽観視できるでしょう。株価が上がって含み益が出てくるとマイナスには
いかず、資産が安定してきます。今投資を始めるのが、よい時期なのでしょう。
興味のある人はTracers S&P500 トップ10を調べてみてください。