有心の百錬、鋼を成す!

常に自分の成長を目指して!

仕事に熱中することが、日本を明るい未来へと導く

仕事は好きですか? 情熱を燃やしていますか?

 

ホンダの創業者の故 本田宗一郎さんの著書を読んで、改めて性格や哲学、人柄に

学ぶことの多さを実感しました。

 

戦後間もない焼け野原の中、好奇心と持ち前の情熱で、試行錯誤を繰り返し、

物作りに専念しました。そして、その情熱の火は世界へ燃え広がり、ホンダを

世界有数の大企業まで成長させました。しかし、経営やお金儲けには全く興味を

示さず、最後まで工場での開発に尽力しました。根っからの職人だったのでしょう。

 

本を読むのは大嫌いで、分からないことは人に聞いたほうが早いと言って

理論は後回し。手を動かして自分で考えます。珍しく人に聞くことに

何の躊躇いもない人でした。これは学歴がないこともあり、恥だと思わなかった

とも言われますが、本で勉強するのが時間が無駄だと思ったことが一番でしょう。

それより大好きな物作りの時間に費やした方がよかったのです。

 

エジソンやフォードにしても成功より失敗の方が多かったと言われています。

成功だけしていても、人間成長しません。失敗もあってこそ、立派な人格が

備わり、真の成功者になるのです。現代の人は失敗を恐れ過ぎます。

これは学校教育が正解を求める授業ばかりになっているのが問題です。

しかし、人間は長所も短所もあり、みんな違います。それなのに平均化して

個性を潰しているのが現代の教育です。これでは第二の本田さんのような

人間は現れないでしょう。

 

自分の好きなことに全力で生きることが、人生を豊かにします。

現代人は嫌々仕事をやったり、仕事をやらされている人が多いような気がします。

しかし、仕事は人生の大半を占めるものですから、ここが満たされない限り

プライベートも満たされないでしょう。

本田さんをはじめ、ソニーの井深さん、京セラの稲森さんは仕事に情熱を捧げ

日本を世界に負けない立派な国へと引っ張ってきました。

日本が空白の30年を経験してしまったのは、そんな情熱家が減ってしまったから

ではないでしょうか?

 

日本の株価がうなぎ登りに上昇して、少しずつ明るくなってきています。

経済や家計が潤うには時間がかかると思いますが、明るい未来が見えるなら

人は頑張れるはずです。今こそ情熱を持って自分のできる役割をしっかりこなす

ときです。一人ひとりができることは限られるけれど、みんなが力を合わせれば

その力は無限大になり、世界に負けない国になるでしょう。