自分の家、自分の部屋にどれだけ物があるか把握していますか?
大きな風呂敷を広げて、引き出しやクローゼットの中の物をすべて
出してみましょう。その数にびっくりするはずです。
大半の物は忘れている物ではないでしょうか?
旅先で見つけた置物や、衝動買いして使っていない鞄。
ないと思って買ったが、家にあった文房具の予備など。
素敵な物を見つけては欲しいと思って物を買います。しかし、数年経つとそれは
美しい思い出と共に、美しいゴミに変わっていきます。
如何に無駄なものをため込んでいるのでしょう。
あるお金持ちがプライベートジェットで世界中を周り、高級ホテルでの
ご飯を楽しむ旅の記事を読みました。
庶民は免税店や特産品の店で買い物を楽しみますが、お金持ちはショッピングをする
より、博物館や観光名所へ行って現地でしか楽しめない場所を好みます。
一定以上のお金持ちになると物欲がなくなるらしいです。
物より思い出とはよく美談で語られますが、まさにその通りだと思います。
写真などの思い出に残した方が、何十年後も楽しめるものになります。
彼らは何に価値があるかがわかっているのです。
お金持ちが物欲が減るのは、「それが本当に必要なものなのか?」「その物自体に
価値があるのか?」をしっかり考える能力が備わっているからです。
たとえ数百円の文房具でも、必要なければ無駄な物になり、塵も積もれば山となる
です。普段の我々の買い物は大半が衝動的で、脳ではしっかり考えていません。
この習慣の差がお金持ちになるか、庶民のままなのかの分岐点です。
所有物は自分の管理が行き届く範囲に留めるべきです。それ以外は処分して
置き場所を作らないことです。修行僧のように何も持たない人生では
生きる意味を見出せないので、極度なミニマリストは推奨しません。
大事なのは物を大切にする心です。その物を我が子のように溺愛できるなら
買う価値があるものであるはずです。
大切な物に囲まれて暮らすのは幸せなことです。
くれぐれも美しいゴミに囲まれて幸せを勘違いしないようにしましょう。