有心の百錬、鋼を成す!

常に自分の成長を目指して!

雨の日こそ、テンションを上げよう

今週は雨ですね。

こんな日はテンションが下がって、出掛けたくなくなります。

雨の日は傘を差さないといけないし、濡れて不快ですよね。

なぜ雨の日は気分が下がるのでしょう?

 

我々の体は自律神経によって支配されていて、ホルモンバランスや体温の維持などを

無意識に調整してくれます。雨の日は体温が下がるので、自律神経が普段より

忙しく働き乱降下が起こるため、気分が下がるのでしょう。

寒いところにいて風邪を引くのも自律神経の影響です。風邪はウイルス感染なので、

寒いだけでは体に異常を来しません。寒い故に自律神経が乱れて免疫機能が弱るため

ウイルスが繁殖し熱がでるのです。

気分が下がるのは自律神経が原因とする説が有力ですが、実は脳が関与している

可能性があります。

 

脳の本来の働きは体を生かすことです。

生存させ子孫を残すことを最優先とします。脳にとっては我々が幸せだろうが、

不幸せであろうが関係ありません。

 

まだサバンナで祖先たちが暮らしていた時代から脳はそこまで変わっていないため

その当時に恐れていたことを今でも恐れます。

蛇に噛まれて死ぬのは年に数件ですが、交通事故で亡くなる人は年に何万件です。

現代であれば、車を恐れないといけないのに、脳は車より蛇の方を恐れます。

未だにアップデートできていないのです。

 

昔は、風邪を引いてしまうと今のように医療が発達していないため、

死に繋がるケースも多々ありました。

そのため脳は体が死なないように、気分を下げて外出しないように仕向けるのです。

 

脳や遺伝子で決まっている、と諦めてしまう人もいると思いますが

「ピストルに遺伝子という弾丸を装填するが、引き金を引くのは環境である」

という格言があるように、能力は環境によって左右されます。

サッカーが得意な遺伝子がなくても、周りがサッカーをしやすい環境にあったとき

または、サッカー好きの友人や有能な指導者が身近にいたとき、才能は

発揮されます。

 

環境を整えることは、遺伝子のしがらみから解き放ち、自分の意志で人生を歩き出す

一歩です。

気分が上がっていようが、いまいが、雨が降っている事実は変わりません。

変えることのできないことを悔やんでも、自分が悲しくなるだけです。

雨の時こそ、お気に入りの傘やレインコートを身に着け、気分を上げましょう。

特に明るい色を身に着けるとテンションが上がることが分かっています。

自分なりに今の状況を楽しめるようになれば、辛い場面や危機に直面しても

乗り越えることができるでしょう。

すべてが気の持ちようです。

 

雨の良いところを見つけましょう。雨に濡れた植物は美しいです。

潤いで大地が浄化されるようです。雨上がりには虹もできるでしょう。

無駄なものはありません。世界はこんなにも美しいのだから。