ニュースで視力が1.0以下の子供が1/3もいると書いてありました。
現代はテレビやスマホ、タブレットと映像を長時間みる機会が増えました。
学校の授業ですら、タブレットやパソコンのスライドです。
子供たちは目を休める暇がありません。
現代人は眼精疲労が避けられない状態にあるのです。
脳では視覚による情報が一番多いため、脳のエネルギーの1/3を使います。
つまり、映像を見続けていると、他に回すエネルギーがなくなるため、
考えたり、体を動かすことは後回しになります。それ以外できなくなるので、
結局、スマホやタブレットを手放すことができないため、中毒になっていきます。
今の状態が続いていくと、子供たちが大人になったとき、もっと視力低下が
進み社会問題になっていくと考えられています。
先ほど説明した通り、視覚情報が脳で一番エネルギーを使います。視力が低下すると
それを補うために、もっとエネルギーが必要になり、どんどん悪循環に
なっていきます。
視力低下は集中力の低下や、やる気の低下などの弊害をもたらします。
これから自分の夢を叶えていくために、大きな足かせになります。
それを犠牲にできるほど、スマホやタブレットが必要なのでしょうか?
ひとつの原因として、スマホやタブレットしか楽しみがないことも考えられます。
昔はテレビゲームもありましたが、みんなで遊べるカードゲームやボードゲームなど
アナログな遊びがたくさんありました。近くに公園や神社などの遊べるところも
多くみんなで外で遊ぶ機会がありました。
現代は悲しいことに公園も減り、外は危険も多く、遊ぶことができないところも
多いです。
しかし、一番の問題は大人が子供に無関心なことです。
小さいうちから、スマホやタブレットを与えて、一人で遊ばせる。
その間、大人は自分の時間を使うことができ、楽ができますが、子供は
世界にこれしかないと思い込んでいきます。
もっと大人が子供に関心を抱き、ゲームをしたり、一緒に外で遊んだり、
本を読んだり、子供との時間を大切にすべきです。
子供の世界を広げてあげることこそ、大人の使命ではないでしょうか?
スマホやタブレットだけが、自分のいる世界ではないと知った子供たちは
興味のある世界に歩き出します。自立は大人にとっては寂しいことかも
しれませんが、子供が大人にあるためには必要なことです。
自立していく姿を楽しみにして、見守っていきましょう。