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出産年齢の高齢化がもたらす影響

日本の平均出産年齢は約31歳になりました。

20代は早い方で30代での出産は驚くことではなくなってきています。

 

女性の社会進出と共に晩婚化が進み、結婚年齢が上がってきているのが、

出産年齢に影響を与えているのでしょう。一度就職してしまうと、辞めるのが

難しくなるのと、出産・育児によるブランクができてしまう恐れがあるため

出産に踏み切れない人が多いのかもしれません。また出産や育児、

教育費用と多額のお金が掛かってくることも要因のひとつです。

DINKsも一般的になって子供のいない家庭もよく見かけます。家族形態や

価値観が変わってきているのかもしれません。

どちらにしろ少子高齢化に向け、ますます前進していることになるでしょう。

 

出産年齢の高齢化は少子化だけの問題ではなく、戸建て住宅にも影響を与えます。

結婚していきなり家を買う人は少ないと思います。家を建てるタイミングは

子供が生まれてからでないでしょうか。夫婦の暮らしが安定した時に

子供を育てる余裕ができるため、家を買って安住の地を決めると思います。

若い内はローンを組みやすいですが、年齢が上がってくると定年までの

期間が短くなり、ローンが組みにくくなります。そのため戸建てを諦めて

賃貸の人が増えてきてます。

また住宅ローンと賃貸の家賃を生涯で比較した場合、それほど大差がないという

データもあるため、家を建てる人が今後減ってくることが予想されます。

 

持ち家か賃貸かの議論は今後も続いていくでしょうが、決定的な答えがないのは

昔と比べて社会やライフスタイルが変わってきているからでしょう。

人生100年時代になると、ひとつの職ではなく何度か職を変えていくことに

なるでしょう。定住してしまうと転職の範囲が狭くなります。それならば

賃貸で自由に移動できる方が制限なく楽に生きられるかもしれません。

また、老後は便利な都会の方が買い物や施設の利用に有利です。

 

これからは臨機応変に生き方を変えていかないといけません。

今までの常識に捕らわれていると、生きるのが辛くなり心が病んできます。

テレサ・テンさんではありませんが、時の流れに身をまかせて生きるのも

悪くないでしょう。