JAXAが開発した小型探査機「SLIM」が日本初の月面着陸に成功しました。
旧ソ連、アメリカ、中国、インドに続いて世界5番目の快挙です。
太陽電池のトラブルもあったとのことですが、最近のロケット打ち上げ失敗などの
暗いニュースが続いたことを思えば、大成功だったのではないでしょうか。
大変誇りに思い、おめでとうの言葉しかでてきません。
ここでふと疑問に思ったのが、先進国であるヨーロッパがなぜ月面着陸を
達成していないかです。
10ヵ国で構成されて活動しています。
ロケット発射台は南米北端、フランス領ギアナにあります。やはり赤道に近くないと
発射のエネルギーをロスしてしまいます。
ヨーロッパでの開発が進みにくいのも、こう言った地理的な要因もあると思います。
それ以外にもロケットを打ち上げるには、かなりの費用と技術開発費がかかって
きます。ヨーロッパは各国で予算を組みますが、さらにEUとしても予算を組むため
非常に煩雑な財政体系になっているのです。これでは思うように予算が組みにくく
大きなプロジェクトは難航してしまいます。
そのため開発自体は行うも、採算の取れる商業用の衛生の打ち上げにとどまっている
というのが現状なのでしょう。
太古の昔から月はロマンに溢れ我々を魅了して止みません。
一番近い天体とは言え、その距離は果てしなく遠く、人類が降り立ったのは
たったの一回しかありません。
ほぼ不可能に近いことに挑戦するには、尋常ではない努力と失敗にめげない
心の強さ、そして夢を叶えようとするぶれない軸があってこそです。
今の我々には足りないものばかりではないでしょうか?
夢に向かって努力し続ける。月に行くのは難しいかもしれませんが、
自分の夢になら届くはずです。人生に迷ったときは夜空の月を見上げましょう。
月に人生を捧げた先人たちの思いが背中を押してくれるはずです。