有心の百錬、鋼を成す!

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東日本大震災から13年 前を向いて生きましょう

昨日で東日本大震災から13年が経ちました。

時間が経つのは早いと感じますが、福島原発や周りの市町村を見ると

時が止まったかのように、復興が進んでいないようにも感じます。

今回の能登地震もそうですが、一度津波や火災で甚大な被害が出てしまうと

地方では復興が難しいようです。悪い言い方かもしれませんが、これが

東海道や東京、大阪であれば、復興のスピードが桁違いに違うことは

想像に容易いことでしょう。都市部以外に住むデメリットでもあります。

 

完全に倒壊してしまう恐れのある古い住宅に住んでいる高齢者も多いと

思いますが、災害にあうと真っ先に被災者になってしまいます。

施設に入居したり、家族と同居したりなど、先に避難を考えるのも

防災です。しかし、地元を離れることへの抵抗感や、家族と折り合いが付かないなど

の理由で現実には難しいと思います。こればかりは答えがすぐには出ませんが、

現状を変えようと動くことも大切です。

 

また、若い世代は家族で話し合い、避難経路や避難場所をしっかり確認して

おくことです。普段から想定しないと、いざという時に避難できません。

保存食や水の確保は対策済みかと思いますが、被災後1週間程度まで

しか想定していません。その後のことは意外に盲点になっています。

最悪のシミュレーションを想定して、「家が倒壊したとき」「津波などで

地元に住めない場合」などが起こった場合にも、どうするべきかを

考えておくことです。これを行った場合には震災後の気持ちの切り替えが

早くなり、前向きに人生が進めることになります。

 

気持ちの切り替え、危機の想定がしっかりできる人ほど生き残る確率が高くなり、

人生の困難を乗り越えることができます。

例えば、屋内コンサートで火災が発生した場合、多くの人は入った入口しか

確認しておかないため、多くの人が一か所に集中して死亡事故が発生します。

最低でも2,3か所の出入り口を確認して、避難経路を考えておくことが

重要になるのです。

 

震災から13年経っても心の傷が癒えない人も大勢いることでしょう。

大事なのは自分がこれからどうしたいかをはっきり明言して前に進むことです。

立ち止まっていても、時間も社会も待ってはくれません。

悲しみと共に泣いてばかりいても、現状は変わりません。

一歩でも歩き出せば、景色が変わって、悲しみも和らいでくるかもしれません。

感情を変えることができるのは行動だけです。

多くの方が復興や自分の生活のために行動して、笑顔が増えることを願っています。