誠実さ、思いやり、決断力、人間は多種多様な能力を持っています。
では、人間に一番必要な能力とは一体何なのでしょうか?
それは忍耐力です。
我慢強い人ほど成功します。
テニスの試合ではラリーが続いた場合、我慢が出来ずに仕掛けた方が失点して
負けに繋がります。相手にも自分にも負けない精神力がスポーツにおいて
鍵になります。
勉強においても誘惑に負けず、やるべきことをこなした人が成績を維持し
勝者になります。勉強こそ自分との我慢比べです。
投資でも大暴落に我慢できずに売ってしまった人は損をして、我慢強く
保持した人は富を手に入れました。
やはり忍耐力こそが人生を左右すると言っても過言ではありません。
しかし、ほとんどの人が我慢比べに負けやすいことがわかっていて、
弁護士もそのことをよく理解しています。
裁判はなんで時間がかかるのだろうと思ったことはありませんか?
長引くほど相手が根負けする可能性が高くなるからです。
人間が我慢強くないのは、長期の予定を立てるのが苦手だからです。
短期の予定は近い未来のため、多くの人によって想像に容易いことでしょう。
しかし、長期になると想像が難しく、自分のことではないような気がします。
つまり、忍耐力を付けるためには、長期の目標をしっかり掲げて計画的に
生きることです。できるだけ鮮明な未来予想図を描きましょう。
人間は自分が想像できることしか実現できません。
最近の若者が我慢強くないのは、想像することが少なくなったからでは
ないでしょうか?動画や画像ばかりの日々で、想像力が欠如している
気がします。成功するためには、成功した自分を想像できるかどうかです。
時には目を瞑り、空想に思いを馳せるのも、忍耐力を付ける方法です。
凝り固まった頭を柔軟にすることで、思考や行動も柔軟になり、
トラブルへの対処能力が上がってきます。躓くと我慢が出来ずに
挫折してしまう可能性が高くなります。しかし、躓いたときに別の方法に
切り替える柔軟な発想があれば、長期の目標に向かって行けます。
我慢が足りないと感じる人は是非、長期の目標をしっかり立てて
待ち受ける困難に柔軟に対応していきましょう。気づいたときには
忍耐力のある人間になっているはずです。