我々の日常は常に誘惑と共にあります。
パソコンやスマホで調べ物をしようと思ったら、あなたにお勧めの記事や
魅惑な広告が入ってきて、ついついクリックしてしまい、脱線してしまいますよね。
勉強や仕事を始めようと思ったら、ラインの通知がなったり、テレビのリモコンに
つい手がいってしまったり、我々の意思はすぐに揺らいでしまいます。
人間の意思の脆弱なこと。もっと悟りを開くかのような修行をすれば
もっと強靱な意志の力が手に入るのでしょうか?
残念ながら、我々の意思の力はどんなに鍛えても、変わりません。
誘惑があれば揺らいでしまうのが人間です。
シリコンバレーの経営者たちですら、誘惑には勝てないと言います。
しかし、実際には誘惑に惑わされず、強い意志で成功している人もいます。
大多数の人と彼らでは、何が違うと言うのでしょう?
先ほど説明したように、人間は誘惑に弱いです。意思も強く保てません。
ならば、誘惑の方を遮断するのが、手っ取り早いのではないでしょうか。
つまり、勉強や仕事をする環境を整えるということです。
人間は視界に入るところに誘惑する物があるだけで、集中力が低下します。
まずスマホは音を切ってから、別の部屋に置いておくだけで、
誘惑が減少します。すぐに触れたり見たりできなければ、触る頻度が
下がります。
スマホ中毒に近い人は「すぐに使えないように電源を落とす」または
「タイムロックボックスなどの時間がくるまで開けられない箱にしまう」
など一手間加えることにより、集中できるようになります。
また部屋が暑かったり、寒かったりでは集中できないので、適温になるように
調整し、勉強、仕事に必要なもの以外は仕舞うか、別の部屋に移動させましょう。
何もない状態にすれば誘惑するものも減り、集中して作業にかかれます。
人間が頑張れるには、これしかありません。
身の回りの環境がすべてです。
部屋が散らかった状態では、作業に取りかかる前に部屋の掃除で一日が終わって
しまうので、常日頃から整理整頓し、無駄なものは置かないように
注意しましょう。