昔の人は夜空を眺め、星の動きを観察し、暦を作ったり
月を見て恋人に思いを馳せていたことでしょう。
現代では、街は夜になっても明るく、なかなか星を見ることができません。
星の観察となると、誰もいない秘境に行くか、山の上に行くか、どちらかです。
そんな見づらくなってしまった星空ですが、昔から大人気なのが、流れ星です。
古代の人たちも流れ星に魅了され、願い事をお願いしました。
現代にも、その習慣は残り、流れ星を見つけると多くの人が喜びます。
しかし、本当に願い事は叶うのでしょうか？
流れ星はほんの一瞬です。刹那です。
速度にして40ｋｍ/ｓです。時速だと144000ｋｍ/ｈ。
とんでもない速さで地球に衝突し大気圏で消滅します。
大気圏の有り難みがわかりますよね。
このATフィールドのような防衛兵器がなければ、とうの昔に人類は
滅んでいたことでしょう。
話は脱線しましたが、流れ星は本当に一瞬です。
この間に願い事を言うのは不可能に近いです。
この不可能を可能にするくらい願い事を早口で唱えられる人は常人を逸脱しています。
常人を逸脱しているということは、もはや天才なので、
流れ星に頼らなくても願いは叶えられるのでは？
それとも、最初から不可能なことに挑戦するのは無謀なのでしょうか？
あなたの願いは星では叶えられないので諦めなさいということでしょうか？
絶望を感じてしまった、あなた。
大丈夫です。願いを叶えることはできますよ！
たしかに流れ星の落ちる間に願い事をお願いするのは不可能です。
しかし、常日頃から、夢や目標を掲げ、常に頭の中に描けている人の
願いは叶います。
部屋に夢や目標を書いた紙を貼っておく、手帳に書いて毎日見る。
毎朝起きたときや、寝る前に夢や目標を読み上げる。
とにかく、夢や目標と片時も離れず一緒にいることです。
脳は常に思っていることに反応し、
そのようになろうと脳が体を動かし、なりたい自分になるのです。
痩せたいなら、スリムな体になった自分を常にイメージしていれば、
その体型に近づけるように体は反応します。
受験勉強で合格したいなら、合格した自分の姿をイメージすることです。
これらのイメージが鮮明で具体的なほど願いは叶うものだと
脳科学的には証明されています。
思いの強い人が最後に成功します。
毎日ただなんとなく消化するのではなく、しっかり人生の夢や目標を
持って人生を生きましょう。
それが生きがいになり、幸福な将来が約束されます。
これからの季節は空気も澄んで星がきれいに見えます。
落ち込んで下を向いて歩くより、上を向いて星を見ましょう。
希望の星が見えるかもしれませんよ。
