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天才、アイザック・ニュートン

りんごが木から落ちたことによって、万有引力の法則を発見した

アイザック・ニュートンは有名ですね。

 

ニュートンの生まれは不遇で、生後3ヵ月で父がなくなり、母は

生んだ直後、他の男性と結婚して家を出ます。

祖母に育てられたニュートンは気が弱く内向的に育ちました。

しかし、名門ケンブリッジ大学に進学し、図書館にある数学書

古い方から順番に読破して理解します。

次第に自信をつけていきましたが、内向的な性格はそのままで

人付き合いを嫌い、一人研究し没頭します。

 

ニュートンが生まれた時代はキリスト教の勢いが衰え、

宗教によって押さえ込まれていた科学が進展します。

これは科学と宗教では辻褄が合わないためです。

宗教では神の行いとされることが、科学によって証明されると

神が否定されてしまうことになります。

このため、キリスト教の最盛期には、科学は衰え、人々は教会の教えと

迷信のみによる暗黒の時代でした。

 

さて、ここで冒頭の”リンゴが落ちたことによって万有引力の法則を発見した”

ということを詳しく見ていきましょう。

 

ニュートンが科学の神様と呼ばれたのは、ただ単に引力を発見したことでは

ありません。教科書にはこのことばかりが書かれているため、誤解している方も

多いですが、その当時、引力によって引き寄せられるということは、すでに

知られており、常識だったのです。

 

ではなぜ、ニュートンが科学の神様と言われたかというと、「リンゴが

地球に落ちてくる力」を使って「月が地球に落ちてこないこと」を

証明するのに成功したからです。

回るときに発生する遠心力と、月と地球の引力が釣り合うからだと証明しました。

さらに新しく発明した微分を使って、あらゆる物体の運動を力学方程式で

記述するまで、やってのけました。

 

また、夜空を彩る多くの星や天体は、神秘の力で動いていると古代から考えられて

きましたが、ニュートンはそんな星や天体ですら、地上と同じ物理の法則によって

表せることも証明してみせました。

 

これらの成果によって物理学、天文学を進歩させたゆえに、科学の神様と

言われるようになったのです。彼がいなかったら、今の文明はなかったかも

しれません。

リンゴを見たときに、おいしそうと思うと同時に、ニュートンにも

思いを馳せてみてはいかがでしょうか。