すべての人が幸せを願って生きています。
幸せになりたくない人はいません。
では、幸せとはなんでしょう?
ある人にとっては、お金かもしれません。
また別の人にとっては、家族といられる時間かもしれません。
幸せとは、人によって違います。
育ってきた環境や価値観によって、幸せの定義が定まってきます。
脳科学の観点からみると、
幸せとは、セロトニン、オキシトシン、ドーパミンという脳内物質が
分泌されているときです。
ドーパミンはお金、成功の幸福と関連します。
それぞれについて細かく見ていきましょう。
セロトニンが分泌されると「体調がいい」「気分がいい」、
あるいは調子がいいからこそ感じられる「気持ちがいい」「清々しい」「爽やか」
などの感情が得られます。
また、脳の過剰な覚醒や活動を抑えてくれる役割もあるため、
安心感や落ち着きをもたらしてくれます。
オキシトシンは他者との交流、関係によって分泌されます。
誰かと一緒にいて「楽しい」「うれしい」「安らぐ」と感じるのは
このホルモンのおかげです。
夫婦関係、友人関係、家族関係が満たされているとき
幸せと感じるのは、脳科学的に証明されているのです。
それ以外でも、他者貢献やペット、ボランティアでもオキシトシンが分泌されます。
ドーパミンはやる気や行動するときのモチベーションを高める効果があります。
お金、富、目標達成、自己成長など、達成感や充実感を感じるのは、
このホルモンの影響です。
またドーパミンには中毒性があり、面白さや達成感を感じたとき
もっとやりたいと思う意欲がわき、正のスパイラルになって
どんどん成長を促していきます。
これらのホルモンの分泌を多くすることが幸せと感じる近道かもしれません。
しかし、本当の幸せとは意外に気づいていないことが多いです。
「病気のない健康な体」「仕事がある」「家族が元気で暮らしている」など
当たり前になってしまっているが、満たされていることがあるはずです。
自分のことを今一度、見つめ直してみましょう。
幸せの青い鳥は意外と近くにいるはずです。