コミュニケーションが苦手な人は多いと思います。
思いを言葉にするのは難しいですよね。
コミュニケーションにはバーバルコミュニケーション（言語的コミュニケーション）と
ノンバーバルコミュニケーション（非言語的コミュニケーション）の2種類が
あります。
前者が言葉の意味や内容によるコミュニケーションで、後者が外見、表情、姿勢、
動作、ジェスチャー、服装、身だしなみなどの視覚的情報や
声の調子、声の強弱、声質などの聴覚的情報です。
ある研究によると、人の判断の9割がノンバーバルコミュニケーションが
優先されるとのことでした。
つまり「どんなことを話すか」より「どのように話すか」が重要です。
言葉が足らなくても、身振り、手振りや表情を駆使すれば、
相手にしっかり伝わります。
逆に、苦手だと思っている相手だと、それが態度に出てしまい、
相手にも伝わってしまうので注意が必要です。
難しいと思われるノンバーバルコミュニケーションですが、
最も簡単で効果的なのが、笑顔を作ることです。
笑顔で挨拶されて嫌な人はいません。
まずは笑顔を作る練習をしてみましょう。
それができればコミュニケーションは円滑に進んでいきます。
次に重要なのが、アイコンタクトです。
相手の目を見るのが苦手な人もいると思いますが、
アイコンタクトをするだけで、相手は「自分の話に関心を持って聞いてくれている」と
好印象を与えることができます。
脳科学的にも、アイコンタクトをするだけで、自分と相手の双方に愛情ホルモン、
幸福ホルモンであるオキシトシンが分泌されるといいます。相手にオキシトシンが
分泌されるということは、自分への信頼感、好感度が上がるということです。
さらに、快く感じる報酬系に作用するドーパミンも分泌され、「この人に
また会いたい」と思われるのです。
うまく話そうとしたり、面白い話をしないといけないと思わず、
笑顔でアイコンタクトを心がけるだけで、コミュニケーションの
上級者になれます。相手も人間なので、こちらが話そうとすれば、しっかり
聞こうとしてくれます。怖がらずに踏み出しましょう。
まずは、笑顔で元気のよい挨拶からです。
