笑顔は人を幸せにします。
笑っている顔が嫌いな人はいません。
笑顔を向けられれば相手も幸せに感じます。
笑顔にはセロトニンという幸せホルモンの分泌を促す効果もあり、
笑顔でいれば自分も幸せになります。
これだけ素晴らしい効果のある笑顔ですが、他の動物ではほとんど
見ることができない、人だけの性質のようです。
では、なぜ人は進化の過程で笑顔をするようになったのでしょう?
その答えは人間特有の社会性にあります。
我々人類は大きな集団を形成し、常に集団に属することによって
生き延びてきました。集団から追い出されて、孤立してしまうと
そこに待っているのは死だけです。
文字通り死活問題であるため、仲間との円滑なコミュニケーションは
生きていくための必須のスキルになっていきました。
そして、それは仲間に対して自分は敵意がないことや
喜んでいるという自己表現のため、笑顔を作るようになったと考えられています。
日常生活を思い返してください。
笑顔は一人でいるときには、あまりしません。
お笑い番組を見ても、一人のときより、誰かといたほうが笑ったりしませんか?
大声で笑うのは大抵誰かと一緒にいるときです。
つまり、人は孤独だと笑顔になる機会も少なく幸せに感じにくいのです。
笑顔を作ることにより、表情は柔らかくなり、他人に対しても
好感度が上がります。表情の強ばっている人とは、仲良くなれません。
現代社会では孤独が問題になっていますが、それに伴って笑顔も減り
社会全体に閉塞感や失望感が顕著になってきている感じがします。
笑顔でいることが自己肯定感を上げることになり、幸せになる近道です。
笑顔は他人にも伝染します。その連鎖が社会を良くし、希望へと導きます。
先の見えない未来に落胆するより、今を幸せにしていくことが大切です。
その積み重ねが世界を平和にして、人類の愚行を補正していくのです。
さぁ、家族や仲間、愛する人と一緒に笑いましょう。明るい未来のために。