私の娘は書道を習っていて、先日の書道コンクールにて上位に入賞しました。
小学生の間は、ほとんど入賞していて親としても誇りに思い尊敬しています。
その長所が自信に繋がっていて、学業や私生活においても良い影響を与えている
のではないでしょうか。
書道は悟りへと繋がる道です。
書道と向き合っているときは、凄まじい集中力を発揮して、今この瞬間を
生きています。雑念を忘れ、不安や迷いなども排除します。
なにかに夢中になれるのは素晴らしいことです。
その授賞式において、上の先生が挨拶をしました。
初めて書道展に応募したのは中学生の時で、もう76年近く書き続けているとのこと
でした。内容から御年は90歳近くになると思いますが、話し方もしっかりしていて
とてもそんな年には見えません。やはり夢中になって手や頭を動かしていると
認知症にも、なりにくくなるのでしょう。
才能は天から授かるものではなく、技術と一緒で身につけるものです。
つまり、誰にでも平等に機会があり、誰でも天才になれるのです。
ただし、続けることが大切です。ただ続けるだけ。しかし、それが一番難しい。
続けるためには、その行為が好きでなくてはいけません。
「好きこそ、ものの上手なれ」です。
さらに、その先生は言いました。
成功するためには、本人の努力は30%。
先生の指導が30%。
親や祖父母の協力が30%。
残り10%は運である。
成功は本人の努力だけではなく、良い先生に巡り逢い、上手に導いてもらい
才能を開花させます。また、両親や祖父母にはお金を出して貰ったり、
送り迎えをしてもらうというサポートも必要です。
最後に重要なのが、運です。これはただ単にラッキーの類いではなく、
自分で引き寄せる信念、そのものです。
世の中には自分では、どうしようもできないことが起こります。
受験当日事故にあったり、雪で交通が麻痺したり。
それは端から見たら運以外なんでもありません。しかし、絶対に成功しようと
思っている人は、奇跡的にうまくいきます。
強く成功を考えることで、無意識のうちに、そういった障害を避けるように
体が動きます。それは自分で引き寄せた実力なのです。
同じようなレベルの人間が集まったときに、成功するのは思いの強い人です。
それは一朝一夕でできるものではなく、長い年月培った信念の熟成度です。
なにかに打ち込み、成功すると信じ続けたものだけが手にすることができます。
我が子も、書道でもなんでもいいので、続けることによって才能を開花してほしい
と思います。それこそが人格を形成し、成功へ導く近道だと信じています。
我が子へ
「授賞式のときにも伝えたけど、改めてもう一度言います。
入賞おめでとう。
君はできる子だと信じているよ。
これからの成長も楽しみにしています。」 父より