毎日それなりに睡眠をとっているはずなのに頭がしゃきっととしない。
やることが山積みなのにやる気が出ない。ちょっとしたことで疲れやすい。
集中力、注意力がなくミスを連発してしまう。
皆さん、こんな経験ありませんか?
実はこのような症状の原因として栄養失調の可能性があるのです。
「えっ!毎日ご飯を食べているのに?」と思う人もいると思いますが
そもそも食事をとっていればいい、腹を満たせばいいという考えが
間違っているのです。
現代は外食やコンビニ・スーパーで簡単に出来上がったものが買えて
便利な世の中になりました。しかし、それらの食事の多くは栄養素が足りなく
逆に不必要な要素は過剰に摂取してしますのです。
これこそが現代型栄養失調と呼ばれる理由です。
出来合いの食事や加工食品には添加物や塩分も多く含まれる反面
体を正常に働かせるビタミンやミネラルは極めて微量です。
発酵食品や食物繊維を食べる習慣がなければ腸内環境を維持することが
難しくなります。そしてご飯やパン、甘いものなど糖質の取り過ぎが
拍車を掛けます。
糖質の含む食品には食物繊維の含有量などによって血糖値の上がり方に差があり
その指標を「GI値」といいます。ブドウ糖のGI値は100、白米は88、
パンは90です。GI値が高い食品ほど急激に血糖値が上昇します。
そのため体はインスリンを出して血糖値を下げようと働きます。
結果、血糖値が乱高下して、だるさや眠気、イライラを引き起こしてしまうのです。
血糖値の急高下や腸内環境の悪化、ミネラルの不足は肥満や病気になりやすかったり
メンタルにも悪影響を与えます。
便利で手軽であるというメリットは、健康においてはデメリットに
つながるということです。
若いうちはあまり気にしなくても、長い年月、このような食事が続けば
命を脅かす病気につながったりします。
ただ、便利さや手軽さは、なかなか手放せません。
そんなときはコンビニの食事でもタンパク質を多く選んだり、サラダを足したり
健康思考の食事も多く出てきてるので、そちらを選択するなど、
栄養素を意識するだけで違ってくると思います。
毎日無意識で食べてしまう食事ですが、
一度しっかり見直してみてはいかがでしょうか?