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歯の矯正は必要なのか?

芸能人を見ると、綺麗な歯並びで真白い歯です。

SNSで見かける人も綺麗な歯している人が多い気がします。

やはりみんな憧れるようで、歯の矯正をする人も増えています。

一人っ子も要因のひとつで子供に掛けられるお金が増えているからでしょう。

 

本当に歯の矯正は必要なのでしょうか?

 

自分の歯並びにコンプレックスを感じている人であれば、綺麗になることで

自己肯定感も上がり、性格も明るくなったりメリットもあるでしょう。

また、歯のがたつきが減ると磨きやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを

減らすことができます。

 

では、なぜ歯並びが悪くなるのかを説明します。

 

歯は口周囲の筋力と舌の力が均衡した場所に並びます。これをニュートラルゾーンと

いいます。年を取るにしたがって、歯並びが変わってきたと感じる場合、

このゾーンが変化してきている可能性があります。筋力低下や歯のすり減りで

かみ合わせが低くなっているのが原因です。つまり、口の中の老化現象なのです。

 

子供の場合、筋肉や顎骨が成長途中で構造が複雑なため、ニュートラルゾーンが

影響を受けやすくなります。歯ごたえのある食べ物を噛むために周囲の筋肉が

成長していきます。筋肉が大きくなると、それに付随する骨も成長促進され

顎も大きくなっていきます。しかし、最近の食事はやわらかいものが多いため、顎が

発達しにくくなっています。それ故に最近の子は顎が小さく、歯が並びきらない

傾向にあるのです。

 

また、鼻呼吸が出来ず、口呼吸になっているのも歯並びに影響します。

口呼吸の人は息がしづらいので、常に口をポカーンと開けています。

これでは口周囲の筋肉が発達しないため、舌に押されて歯並びが崩れていきます。

鼻呼吸は歯並びだけではなく、細菌の感染を予防や自律神経を安定させる効果も

あるのです。病気になりにくい、集中力を手に入れるためには必須の能力です。

 

小さい頃から、歯ごたえのあるものを子供に与え、鼻呼吸にする努力を

させていれば、矯正しなくても綺麗な歯並びになるというデータもあります。

歯並びは歯だけ見ても改善しません。口全体、また体全体を見て判断する必要が

あります。早いうちから、子供の習慣を見て行動を変えていくことです。

 

持論ではありますが、たとえ歯並びが悪くても、それは個性ではないでしょうか?

それがその人に最適なものなのです。自然には人間は勝てません。

見た目だけを気にして矯正してしまうと、うまく噛めなくなったり、

口の中の調和が崩れたりする危険性もあります。

 

大事なのは自分にとって一番は何かを見極めることです。

他の人と比較して劣等感を感じるなら、たとえ矯正して綺麗になっても

心は満足を覚えず疲弊していくことでしょう。

しかし、現状を受け入れて個性だとするなら、矯正も必要なく

自信を持って生きていけるはずです。

あなたはどんな生き方を選択しますか?