数年前にぎっくり腰をやって動けなくなってから、時折、腰痛が出現して
私を苦しめています。腰痛は現代病と言っていいほど、多くの人が
抱えている悩みですね。
腰痛は軽度なら安静にしたり、ストレッチすることで炎症が治まります。
私もこの部類なので、まだ救われます。
しかし、重度の腰痛はヘルニアなど椎間板や骨の変形によって神経が
圧迫されて激痛を伴います。ここまで重症化すると、完治が難しく
ペインクリニックでブロック注射して痛み自体に対処するか、オペによって
解決するしかなくなってしまいます。
ここで重要なことは、どの医者に診てもらうかです。
医者にも専門分野や自信のある治療があるため、症状に対して自分の得意な
方法で勝負してきます。
例えば、外科が得意ならオペをする提案をしてきます。また、運動療法が
得意な人は切らずにリハビリを中心とした機能回復で治療していきます。
しかし、病気はある日突然やってくるものではなく、必ず原因があります。
腰痛であれば、骨の変形や普段から無理な動きをしている。
虫歯であれば、歯磨きをしていない。磨き方が間違っているなどです。
病院にかかった時に、原因を追究する人は信頼できると言っていいでしょう。
逆に症状だけをみて、対症療法をはじめに提案してくる医者は要注意です。
根本的に治らないので、症状を繰り返すだけです。
我々は病院にかかるとき、ひとりの医者の話を聞いて終わることが多いです。
風邪やインフルエンザであれば、寝ていても治るので問題ありませんが、
腰痛などの重症例では、複数の医者に意見を聞くことを推奨します。
医療の世界ではセカンドオピニオンは一般的なことになってきてるので、
医者も嫌な顔せず、受けなければなりません。
先ほど言った通り、医者によって得意な治療を勧めてくるので、
ひとつの治療法に固執してはいけません。
いくつか治療法のメリット・デメリットを聞いて、一番原因に対処している
治療法を選択しましょう。また侵襲の少ないものから、順次試していく方法も
あります。
自分のことなので、わからないと言って医者に丸投げでは、治るものも治りません。
自分でもしっかり調べて、わからないことは専門家である医者に相談するのです。
昔から「病は気から」という格言がある通り、自分の気持ちが大事です。
この病気は治らないと思い込み、何もしなければ痛いままの人生になってしまいます。
たとえ腰痛であろうと、治ると思って、ウォーキングや筋トレを頑張ったり、
治療を真剣に検討したりすれば、回復に向かうことがあります。
諦めたら試合終了なのです。
「問題にぶつかったら全力で解決する努力をする」
病気だけでなく、人生においても役立つ教訓だと思います。
