有心の百錬、鋼を成す!

常に自分の成長を目指して!

親から子供への援助

親にとって子供はかけがえのない大切な存在です。

子供からは見返りを求めない無償の愛で包み込みます。

そのため、時に子供への援助は過度になることがあります。

 

特に資産家の子供になると援助は顕著になることが多く、

これが原因で1代で築いた会社が2代目、3代目で潰れるケースがでてくるのです。

 

1代目は何もないところから、苦労して資産を築いてきました。

その苦労は途方もないものだったでしょう。

親はそんな苦労を子供にはさせたくない、と物を買い与え、

進学や就職に関しても助言し援助していきます。

子供は自分で何も考えなくても、すでにレールが敷かれていて

遊びながらレールを上を歩けばいいのです。

 

自分では何も決められず、決断や決心する勇気も知らずに大人になるのです。

これでは体は大人になっても、精神的には親に依存し自立ができていない

質の悪い大人が出来上がってしまいます。

 

さらに悪いことに、大人になってからも過度に金銭や物を援助する親によって、

状況は悪化します。親には全く悪気はなく、ただ子供のためと思う人情です。

親は援助すれば、子供はだんだん自立していくと思っていますが、

一度援助の味をしめた子供は、なかなか自立には向かいません。

 

ただ同然で入ってきたお金は有り難みもなく、使うことに躊躇がありません。

使ってしまっても、また親からもらえると思うのです。

宝くじが当たった人がすぐに使ってしまい、不幸へと転落していく物語はよく

耳にします。援助も宝くじも同じで、人間は自分が汗水流して手に入れたお金だから

大事に使おうとするのです。

 

成功するためには、自分が自立して、目標をしっかり決め、夢に向かって

歩き出す決心が必要です。

親はいつまでも子供のままだと思わずに、一人の人間として尊重し

一人で歩きだすのを見守ることです。

援助したいと思うのなら、子供が成功した後にお金をあげるなら問題ありません。

子供はすでに資産も作っているし、依存しない確かな心があります。

 

何かと子供のためといって、子供から離れられない親が多いですが、

子供は自分で考えて先に進みます。子供の未来を潰さないように

お金も物も与えすぎには注意しましょう。

過度に与えていいのは愛だけです。