来年からNISAが新しくなり、投資金額や期間が改善され
かなり使い勝手がよくなります。
積み立て投資枠は最大月10万円になり、年間は120万です。
成長投資枠は年間で240万になり、期間は無期限になります。
生涯投資額は1800万です。
しかも、掛け金や増えた金額に対しての税金はかかりません。
ここまで優遇される制度は他にありません。
しかし、人間の心理は、少しでもお金が減る可能性があることに対しては
消極的のようです。
投資に対する調査では、例えお金が減ることがないという条件でも
投資をおこなう人は3割ほどでした。
さらに、現在投資をしている人でも、通算損益がマイナスの人が
2~3割いるとのことです。
なぜ、このようなことになってしまうのか?
まずは投資したお金がマイナスになってくると、すぐに売ってしまうことが
多いことです。
インデックス投資には、必ず上がったり下がったりするサイクルがあるので、
下がったとしても、必ず上がってきます。(個別株だと倒産する可能性があります)
そのため不安になっても売却せず、しっかりホールドすることです。
あのリーマンショックのときでさえ、3年経てば元通り以上の値打ちになりました。
次に銘柄選びです。
心理的にすぐに儲けたい人が多いので、リスクの高い商品に手を出してしまい
がちです。投資信託は約6000近く商品がありますが、実際に優良な商品は
約1%ほどと言われます。あれこれ考えず、オールカントリーやS&P500に
投資して長期に待てば利益がでる確率が高くなります。
最後に、どこで投資をおこなうかです。
大半の人はネットはよくわからないと思い、銀行や郵便局、証券会社で
口座を開設しやってもらいます。
しかし、ネット証券とこれらを比較すると、すでに大きく負ける原因になります。
銀行や郵便局は銘柄自体が少なく、いい商品が選べません。
最大のデメリットは手数料が高いことです。
銀行、郵便局、対人の証券会社はもろもろの手数料が約3~4%近くかかります。
たかが、3%かと思う人もいると思いますが、優良なインデックスでさえ、
年5%ほどのリターンです。すでに3%もマイナスになってくるので、
実質、年2%しかリターンがないことになります。
長い年月掛けるなら、なおさら余分な経費が圧迫してきます。
面倒かもしれませんが、少し勉強すればネット証券は怖くありません。
楽天証券かSBI証券で口座を開設し、オールカントリーかS&P500、全米株を
買っておけば問題ありません。
来年から始めるNISAを利用して資産形成を頑張りましょう。