肩こりや首こりを感じませんか?
若い人は「まだそんな年ではないし」と思っているかもしれませんが、
統計によると、肩こりや首こりの人は若年化してきています。
一番の原因がスマホです。
スマホを見る体勢は頭を前に出し、猫背になっているため、長時間同じ姿勢を
続けると首への負担が大変なことになります。学生を見ていると猫背の人を
よく見かけるので、将来の健康が心配です。
同じく、目への負担も増加中です。
視力が低下しているのも、携帯やゲームのやり過ぎが原因です。
目は脳のエネルギーの三分の一を消費します。目の負担は脳の負担に直結するのです。
目が悪くなると、物を凝視するようになるので、余計に多くのエネルギーを
消費して、脳は疲労困憊してしまいます。すぐに疲れてしまったり、やる気が
起きないのは、この脳疲労が原因になっています。
特にデジタル画像は1秒間に100回以上点滅を繰り返しています。人間の
目には認識できないので、何の支障もなく画面を見ていますが、実は脳の中では
かなりの処理が行われています。要は細かい静止画を脳が繋げて動画を作製したり、
足りないものを補ったりしているため、膨大なエネルギーが消費されているのです。
さらに点滅することで、脳が大事な情報かもしれないと勘違いを起こし、
見逃さないように、無意識に集中し、まばたきが減り、ドライアイになっていきます。
ドライアイや眼精疲労が蓄積すると、脳の視覚野が麻痺を起こして、他の分野での
脳の機能障害も誘発します。つまり、脳全体がうまく機能しなくなり、学習能力が
低下したり、感情のコントロールがうまくいかなくなります。
ドライアイになると年間にして40万円以上生産性が落ちるという研究もあります。
最近、電子書籍も普及してきていますが、紙の本なら一日読んでいても疲れない
けれど、スマホは1時間も見ていれば疲れてしまいます。もし読むならKindleが
よいでしょう。モニターのような画面点滅がなく、紙を貼り付けたかのように
見えるため、目の負担が少なくて済みます。
多くの人がデジタルの利点ばかり目がいき、デメリットを見ようともしません。
目や首は人間のネックになっている部分です。この大事な部分を大事にしようと
しなければ、人生の大半は苦悩してしまうでしょう。健康な体があってこそ、
毎日が楽しめることを忘れてはいけません。
スマホは便利な相棒ですから、止めろとは言いません。しかし、扱い方に注意です。
スマホ以上に夢中になれるものを見つけましょう。
それ以上に好きなものがあれば、スマホを触る時間も減るはずです。
だけど、どうしてもスマホを触りたいなら、首や肩を鍛えたり、鍵付きの箱に
スマホを閉じ込めて、触れる時間を減らしましょう。
どちらにしろ、自分の将来を決定するのは、今の自分なのだから。
今が良ければいいという考えを改め、将来のビジョンをしっかり考えてみるのは
いかがでしょう?将来像がしっかりすれば、頑張れる原動力になります。
若者が希望を抱くことのできる世の中にしていくことが、私を含めた大人の
使命です。これからも書き続けることによって、少しでも世の中を変えて
いけたらいいなと思っています。