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米不足から学ぶ真実を見極める方法

大変な事態です。

令和の米騒動でスーパーから米がなくなっています。

理由はわからないけど、米が不足しているらしいです。

マリー・アントワネットなら「米がなければ、パンを食べればいいじゃない」

といいそうですが、日本人にとってソウルフードである米が食べられなくなるのは

死活問題ですよね。発狂しちゃう人が続出することでしょう。

 

日本政府の無謀な減反政策により年々田んぼが減少して、生産量が減少しています。

食料の自給率が低下しているのに、なぜ減産しているのか意味がわかりません。 

食料の大半を輸入に頼っている日本では、些細な事で輸入が止まってしまうと

餓死者がでるほどの大事件になります。それほど、食料の自給率とは大事なのです。

 

しかし、一方でコロナ渦やウクライナ戦争にて物資の供給が止まってしまった

ときもありましたが、食料自体がなくなることはありませんでした。マスクや

医療品は軒並み店頭から姿を消しましたが、米や野菜はしっかりあったでしょ。

 

アフリカや、中国、北朝鮮では最近でも大飢饉で食料不足のニュースを目にしますが、

実は世界の国の大半は食料不足にはならないのです。

その理由は民主主義の国が多いからです。

民主主義と食料に何の関係があるの?と疑問に思う方も多いでしょう。

でも、起こっている国を見てください。習近平率いる中国、金正恩率いる北朝鮮など。

大飢饉が起こる国はすべて独裁国家です。アフリカや中東なども同じです。

 

では、なぜ独裁国家では大飢饉が発生するのでしょう?

 

この機序を簡単に説明します。

1 地方の田んぼで米が不作になる

2 地方をまとめている役人は、その報告書をその州の上層部に送る

3 州の上層部は深刻な米不足に気付く

4 しかし、いつもの収穫量を報告しないと厳罰や粛清がある可能性がある

5 そのため虚偽の報告書を国家に提出する

6 国のトップはその報告書を読んで国は問題ないと安心する

7 いつも通りの年貢を納めるよう指示を出す

8 地方は自分たちの食べるものすら、国に没収されてしまうため飢饉が発生する

 

大雑把にいうとこんな感じですね。

要は地方は国家権力による厳罰や粛清を恐れる。トップは末端の詳細な事情を

把握できず、その食い違いにより発生する人的災害なのです。

その点、民主主義は末端の小売店自体が物の調整をおこなうため、もし不足の事態が

発生すれば、発注先を変えたりして対応します。そのため世界から輸入が

ストップしない限り、食料不足にはならないのです。

 

今回の米不足も人々の不安感から来る需要増大によるものなので、

徐々に解消してくることでしょう。

大事なのは、「〇〇不足だ」というニュースに踊らされることなく

真実を見極める知識をつけることです。

これから先も同じように「〇〇不足」が必ず起きます。

そのときも慌てることなく、「またか」と思う心の余裕を持つことです。

代用可能なら、しばらく耐えれば、また供給は落ち着きます。

仏教では「今ここに集中して過去も未来もない」といいますが、そのときばかりは

少し先をみて、現実逃避するのも、世間の騒ぎに惑わされない方法かもしれませんね。