有心の百錬、鋼を成す!

常に自分の成長を目指して!

本質を見極める

昨今、新商品の出るスピードが速い気がします。

スマホや家電製品、服やバックなど季節ごとに新商品が店頭に並び

消費者を楽しませると同時に悩ませます。

 

我々の脳はいつの間にか新しいものに敏感になり、流行に後れると

世間から取り残され、疎外感や孤独感を味わうようになりました。

私の子供の頃にはこんな感覚はなかったはずです。

ひとつの原因として、スマホで手軽に情報を見ることができ、会社の戦略に

踊らされやすくなったことが考えられます。

誰しも経験があるはずです。自分で調べていなくても、広告につい目がいって

しまい、タップ(クリック)してしまう。

最近の戦略は非常に巧妙かつ斬新で、我々の欲求を刺激します。

こんな攻め方をされては理性が保てません。

しかし、心と財布は疲弊して泣き続けることでしょう。

 

本当に新しいものがいいのでしょうか?

 

確かに家電製品は、新製品では機能が改善されていて、良くなっている

気がします。しかし、携帯にカメラが付いたときや、ガラケーからスマホ

変わったときのようなセンセーショナルな進化は今はありません。

少し性能が上がっているかもしれませんが、自分にその機能はいるか

考えたことはありますか?

恥ずかしながら、私はスペック主義だったので、新しいスマホを検討、比較して

高性能の方を選ぶことが多かったです。しかし、実際に使う機能はカメラと

ラインとネットだけです。それしか使わないのに、何万円の差が必要なのかを

考えたとき、「自分が納得できるなら格安のものでもいいのか」と心情の変化が

ありました。つまり、物事の本質が大事なのです。

 

ブランド物のカバンにしても、たくさんの新商品が出てきますが、

昔から愛されている不動の商品があります。それは時間が経っても色褪せない

至極の一品ではないでしょうか。本当に自分にあったものを検討することです。

似合わないと感じたなら、まだ自分が持つ資格がないのかもしれません。

年を重ねたり、自分が成長したときにブランドの方が自分に馴染んでくる

こともあります。流行に流れず、自分に似合うものを持つことが本当の

お洒落というものです。

 

古典的な本や万年筆など、古くても昔から愛されてきた商品は

決して新しいものに負けない価値があります。

物の本質を見極めて、自分が必要とするものを吟味する。

新しい物に目移りしやすい人は、自分という本質がぶれている人ではないでしょうか?

自分の中に折れないまっすぐな芯がある人は、決して周りに振り回されずに

信念を貫きます。それは格好良い生き方だと思います。

あなたはどんな生き方が理想ですか?