新聞やニュースなどでもインフレという言葉をよく聞きます。
これはインフレーションの略で景気がいいときに、物価が上昇することです。
景気がいいため、物がよく売れます。お金より物を重視するため
お金の価値が下がるとも考えられます。
逆はデフレで、不景気のときに見られます。財布の紐がきつくなり
物が売れないため、お金の価値が上がります。
金利もインフレとデフレでは違います。
インフレのときは景気がいいので、銀行の金利が下がり、お金が借りやすくなり
企業の設備投資や雇用が進みます。
デフレでは金利が上がり、お金が借りにくくなり、企業の業績が下がり
失業者も増えてきます。
インフレとデフレの違いを確認したところで、2種類のインフレについて
みていきましょう。
インフレには2種類ありデマンドプルインフレとコストプッシュインフレです。
デマンドプルインフレは景気が良くなり、緩やかに物価も上昇し理想的な
経済の状態です。
これに対して、コストプッシュインフレは今回のウクライナ戦争などにより
エネルギー価格の上昇や物不足による物価上昇が起こることです。
普段インフレと呼んでいるのはデマンドプルインフレです。
今回アメリカのインフレが進み過ぎたのは、この2つのインフレが重なったため
起こった可能性があります。
日本は長期に渡ってデフレ状態が続いていますが、是非インフレに
変わって景気がよくなってほしいものです。