あなたは世の中のことをどれくらい知っていますか?
芸能情報、世界情勢、経済。またはもっと身近な住んでいる地域や家族や友人のこと。
質問を変えましょう。
もし自分が知らないことを聞かれたらどう反応しますか?
大抵の人は知らないことを恥だと思い、自分の解釈で答えを出そうとするでしょう。
心当たりがある人もいるはずです。
実はこれは万国共通のあるあるで、どの人も同じなのです。
なぜこのような知ったかぶりをするのでしょうか?
時代はさかのぼり旧石器時代。
我々の祖先は少数の群れをなして、狩りや採集をする生活を営んでいました。
今のような分業制はなく、個々で石器を作ったり、食べ物を採集したり
しなければ生きていけません。そのため昔の人は多才だったのです。
スキルもすべて持ち合わせ、どんな情報も把握しておけなければ
死に直結したことでしょう。
その遺伝子を受け継いでいるため、分業制が進んだ現代でもマルチに
能力を発揮しなければならないと脳が思い込んでいるのです。
パンの作り方を知らなくてもパン屋さんが作ってくれます。
服の作り方を知らなくても服屋さんが作ってくれます。
ナイフも職人さんが自分で作るより切れ味抜群のナイフを作ってくれます。
このような分業制が進んだのはわずか数百年前。
人類の数百万年の歴史に比べれば、ほんの一瞬です。
この脳のバグによって、我々は苦しめられているのです。
知ったかぶりをして生きるのは自分に嘘をつくようで心苦しいもの。
自分に正直に生きることこそ、楽に生きるコツです。
では、どうすれば遺伝子に抗うことができるのでしょう?
それは知らないことが恥ではなく、知識を獲得するチャンスだと思うことです。
人間には、本能や遺伝子情報以上に強力な依存症というものがあります。
脳から報酬系であるドーパミンなどのホルモンが過剰に分泌されれば、
その行動がやめられなくなります。麻薬や甘いもの、ポルノなどが良い例でしょう。
これは知識欲にもこれが当てはまります。
新しい知識を得ていくと報酬系が活発になり、また新しいことを学ぼうとする
意欲に繋がります。このループこそが遺伝子に抗う最強のメソッドなのです。
知らないことを知らないままにする人は馬鹿にされます。
しかし、知らなくても学ぼうとする人は尊敬されます。
宇宙はまだ5%のことしか明らかになっていません。
知らないことなんてたくさんあるのです。
知ったかぶりをしている暇はありません。
貪欲に生きましょう。