日本をはじめ多くの国にお祭りが存在し、古来から親しまれています。
お祭りの内容は神様を讃えたり、農作業の無事や収穫のお祝いなど多岐に
渡ります。
人間が大人数で集まって同じリズムに合わせて、同じ動きをすることは
人間同士のシンクロ率を高め、気持ちの一体感を生みます。
この同じリズムと同じ動きが重要で、誰かがずれていたら台無しです。
一体感が強まれば、楽しくて幸せな気分になってきます。
最近は盆踊りなど減ってきましたが、学校ではダンスや合唱など
シンクロ感が楽しく、クラスがまとまってきます。
この時、脳からはドーパミンやエンドルフィンなどの脳内物質が
放出され、苦痛が和らぎ、幸せだという感覚になってきます。
英オックスフォード大学の研究によると、一緒に音楽に合わせて
踊ると絆が高まるそうです。絆が高まると脳内でエンドルフィンが
分泌されます。エンドルフィンは痛みに耐えれるようになる物質です。
昔の農業を思い浮かべてください。
今のようなトラクターやコンバインなどもなく、すべて手作業で田植えから
収穫までおこなっていました。かなりの重労働だったはずです。
豊作の年もあれば凶作の年もあり安定していません。凶作になれば
食べるものにも困り、最悪死者も出ていたことでしょう。
古来から農業はかなりの重労働で、かなりの疲労や精神的にも苦痛だったはずです。
そんな農家を慰労する目的もお祭りにはあったと考えられています。
年に何回かみんなで集まり、歌い踊り、全員で一体化することで
当時の人は疲れを癒し、過酷な農作業に耐えていたのかもしれません。
現代では、このような効果をお祭りには期待しませんが、
みんなで何かをして、やり遂げるのは最高の気分になります。
機会があれば、そういった行事に参加するのも、いいかもしれません。
特に毎日の生活に追われて、疲れている人ほど、お勧めです。
気分転換にもなり、疲れが取れれば、また頑張ろうという気持ちになり
正のスパイラルが生まれます。
頑張り過ぎは成功しません。休みや遊びを適度に取り入れて
体や心を休ませましょう。