コミュニケーションが苦手な人は多いですよね。
わたしもコミュ障であり、初対面の人とは何を話していいかわからず、
沈黙してしまいます。
わたしのような人は完璧な人間だと思われたい願望が働き、会話も完璧なものを
求めてしまうため会話が続かないのでしょう。
政治の話、世界情勢、経済の話。こんな話は確かに高尚だし、知っているだけで
知的に見られるかもしれません。しかし、初対面の人に株式や世界情勢の云々を
語れても困ってしまいますよね。私だったらドン引きです(笑)
やはり当たり障りのない、天気や会っている場所のことについて話すこと
から始めればいいのです。しかし、そこに少しコツがいるのです。
会話の苦手な人は「今日は暑いですね」「雨が続いて嫌ですね」と話してしまいます。
そうすると相手は「そうですね」「いやですね」と返され会話が終わってしまいます。
会話が上手な人は相手に話をさせるように仕向けるのです。
たとえば、疑問形で会話することです。「今日は暑いですね。いつまでこの暑さが
続くのでしょうか?」「雨が続いて嫌ですね。なにか雨対策してますか?」
このように疑問形で問えば、必ず何かしら回答が得られます。
「甘いものが好きですか?」という質問はクローズクエスチョンと呼ばれ
「はい」「いいえ」で答えられる質問です。確信を付く質問をしたい場合は
効果的ですが、会話の幅は広がりません。
逆に「どんな甘いものが好きですか?」という質問はオープンクエスチョンと
呼ばれ、自由に答えることができ、甘いものが好きな人なら、どこのケーキが
おいしいやあそこのカフェのショートケーキが最高なんだよと答えてくれます。
自分のことをベラベラと話すのは難しいですが、適格な質問を投げかけることに
よって相手に話をさせるように持っていくのが、会話の達人なのです。
ビジネスでの交渉も同じで、いきなり仕事の話をするよりも雑談から入るほうが
契約を取れる確率が上がります。そのときの雑談はぶっ飛んだり、知的な会話は
いりません。名刺交換したなら、相手の名前のことでもいいですし、交渉している
場所の話でもいいので、できるだけ身近なことを話題にするのです。
珍しい苗字ならば、「珍しい苗字ですね?どこ出身なんですか?」
「どんな由来があるんですか?」と質問すれば相手が勝手に話してくれます。
対話に苦手意識を持たずに、些細な事で構わないので、オープンクエスチョンを
していきましょう。相手を乗せられたら、信頼関係も築け会話の達人になれます。