朝晩冷え込みが強くなり、木の葉が色づき始めました。
北寄りの風が吹き始め、季節は待ちに待った秋です。
この季節になると、待ち遠しいのは美味しい食べ物だけでなく、ファッションです。
Tシャツ、短パンのラフなファッションから、アウターを纏い引き締まった
ファッションへと変わり、お洒落を楽しめるのです。
先日、新聞に掲載されていたタケオキクチさんの記事が目に留まりました。
写真を見ると、85歳にもなるのにも関わらず、ジャケットを着た端正な姿は
流石の一言です。こんなイケおじ(イケてるおじいさん)見たことありません。
まだ引退もせずに精力的に活動をして人生を楽しんでいるようです。ギターリストの
布袋さんのツアー衣装はタケオさんが担当しているとのこと。日本の老人たち
(ファンには怒られてしまいますね)は非常にエネルギッシュで頑張っています。
その姿勢には見習うべきところが多いですね。
その記事によると、「昔は遊びに行くですらスーツを着て、ビシッと決めていた。
仕事も遊びも手を抜くなく全力疾走でした。しかし、今のファッションはスーツですら
ジャージ素材になり、楽になってしまった。部屋着のまま外出するようなものである。
ダボダボのシルエットでオーバーサイズが流行り、カッコよさもあったものではない。
今の若者はONとOFF切り替えがないのだろうか?(一部抜粋)」
この話から思うことは、ファッションとはただ着るという行為ではなく、人生そのもの
なのでしょう。現代ではユニクロのようなファストファッションが流行り、個性は
なく平均的なものを好む風潮です。カッコよさより楽さを求める。没個性的な
生き方は社会の歯車になり、決して表舞台に出ることのない部品のようなものです。
そのような人生では輝くこともなく、大衆に埋もれて終わっていくことでしょう。
そんな楽しみもない人生に彼は警鐘を鳴らしています。
お洒落は自分を鼓舞するツールなのです。気が引き締まるような服を着るとき
自分がワンランク上の人間になった気がします。まるで魔法の服のように。
服装に気を遣う人は、どんどん出世して、遊びも満喫し人生を謳歌します。
またお洒落は体型も大事になります。もしカッコよい服を着こなしたいなら、
出ている腹を引っ込めなければなりません。自制のきいた生活は、自尊心を養い
自分を高みへと連れて行ってくれます。
彼は言います。「人生はカッコよくお洒落に。そして全力で楽しむこと」と。
ON、OFFの切り替えをするためにファッションは大事なものです。毎日何を
着ようか楽しみながら、毎日を全力で生きる。これ以上にカッコよい生き方は
ないでしょう。さぁ、お洒落をして街に出掛けましょう。