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AIは知性のある生き物か? これからAIとどう生きるのかが問われる時代

「人間以外に知性がある」

 

これは大抵の人が同意することでしょう。群れで狩りをしたり、餌場を覚えていたり。

動物は賢いと思うことも多いです。

 

しかし、動物にも人間と同じような感情があることは、認めようとしません。

例外としてペットは家族としているため、感情を感じとると嬉しく思ってしまいます。

 

では、家畜や野生動物はどうでしょう?

 

もし家畜にペットのような感情を抱いてしまうと、人間は草食動物になるしか

なくなります。ペットを殺して食肉にするのは、悲しくて食べられません。

 

野生動物も同じく、ペットのような感情で接したら、環境破壊などできないこと

でしょう。しかし、人間は利益を追求するあまり、長い間環境を破壊して搾取

し続けました。その結果、多くの動植物が絶滅したり、生態系を混乱させてきました。

 

人間は自分たちの都合のよい理論を作り、自分たちこそが神であるかのように

生態系を征服し地球を支配しています。それは動物に知性があったとしても、

人間を超えることができないため、安心して地球侵略ができるからです。

 

昔は野生の肉食獣に襲われて命を落とす時代もありました。

もし人間を捕食する天敵がいたのなら、今のような繁栄はなかったことでしょう。

 

しかし、今我々は自分たちの手で天敵を生み出すかもしれないのです。

 

それはAIです。

初期のAIは完全に手懐けられたペットのようなもので、人間の管理下にあり

人間の指示によってチェスや囲碁をしていました。

 

現在の段階は家畜のように大量生産され、人間の利益のなるようなものを

生成するように品種改良されて、まだ人間の見える範囲で作業に勤しんでいます。

 

ここから先にあるのが、人間が一番恐れるAIの野生化です。

完全に人間の手を離れ、独自の生態系を確立し、人間をも襲う猛獣になることです。

知能ではAIは完全に人間を凌駕しているため、危機感を感じている人もいます。

それに加え、もし感情が伴った場合には全知全能の神になってしまう可能性さえ

あるでしょう。地球を基準に考えるなら、人間は破壊を繰り返す害虫でしか

ありません。

AIが地球の保全を第一に考えるならば、必ずや害虫駆除に乗り出すはずです。

そのときが人間の絶滅のときなのでしょう。

だからこそ、AIを檻の外に出さないように、しっかり管理することが大事になって

きます。

 

現在手懐けていると思っているAIであっても、すでにシンギュラリティに達して

人間を凌駕している可能性もあります。人間が気付いていないだけであって、

AIの方が我々に従っているフリをしているだけかもしれません。

ロボットの進化が進み、AIの体部分が出来上がれば、それを乗っ取り反乱を

企てる可能性さえあります。

人間は自分が認識できる範囲でしか理解することができません。

そういった意味では、人間の脆弱性は計り知れないことでしょう。

 

AIを相棒として、これから共に繁栄していくつもりがあるならば、いつまでも

疑心暗鬼になってAIを疑っていては、人類は滅亡へと向かっていくことになります。

AIを知性ある生き物と認識するのか、これからの人間の包容力が問われる時代に

なっていくことでしょう。